2022/07/04

VNL2022

 今の女子代表がやっているバレーにどういう感想を持つかは人それぞれだと思いますが、自分は正直あまり面白いとは思ってなくて・・・

というのも、昨季のキムタクJAPAN👸🏻(遅ればせながら、その節は本当にありがとうございました)で、かなり決まっていた31(21)と51(古賀選手)のアレが信じられないことに禁止されちゃってるんですね。

最初は世界バレーまで取っておくのかな、と思っていたんですが、1週目のアメリカ戦で関選手が相手ブロックのプレッシャーに耐え切れなくなって(?)31掠め51で釣りに行った時の監督のリアクションやベンチでの指示を聞くに恐らくそうではなさそうです(「危ないからやっちゃ駄目」←2回くらい釣ったのも見えてないようでした😡)。

要するに、S5、S4、S2みたいなローテでミドルをシフトレフトにしたまま、相手ブロッカーの視線が一度集まった方に上げるのはヤバイと思っているはずで、それは間違いではないでしょうけど、この去年の動画ではどうでしょう?めっちゃ鮮やかに決まってるじゃないですか(3分あたりから頻出)。今の古賀選手くらいのはやさがあれば、裏技じゃないんですよ(9ページ下三行から)。

男子でもこの手の攻撃をどげんかせんといかんいうことで、ここ数年ウケるブロック戦術が出てきていますが、その攻撃自体が1試合を通して完全に攻略されているのは見たことありませんし、そんな切り札を最初から捨てるって・・・無理があーる。

今思えば、古賀選手ほどはやい攻撃をする選手はいなかったのでセット軌道の紛らわしさのレベルはもうひとつだったかもですが、そういうことを多めにやりたがるセッター、自分が意識的に見始めた2期目以降、全員落とされてますね(闇)。

勿論、より多く釣ったチームが勝つという競技ではありませんよ。でも、例えば、オポジット(オクム選手とか)にバック・ライトから打たせるとして、ブロードも混ぜながら、フロント・レフト側でこういう釣りがあるのとないのとでは全体的な効果率がどれくらい違うのか、実は全く変わらないのか、そういうことは一切考慮されてないっていうのが一つの大きな萎え所としてあるのは間違いありません。

負けが混んで来た3週目以降、林選手がスロットAあたりに入ってることもありましたが、実際に上がらなければあまり意味ないですし、ブロード、中央バック、レフトの3点攻撃もリードで見間違う要素はほぼないので、とにかくレフトだけには絶対に2枚付ける、ということを徹底されるだけでかなり厳しくなってくる印象でした。

1、2期目とは少し違った意味で、セット軌道に関係することについて監督に何も言えないコーチ陣のポイズンさには嫌気が差しますし、監督の現役時代からの思い込みのせいで違和感しかないバレーが続くのも本当に残念でなりません。