今年は結構ガチで上尾を応援していたのでファイナル6進出を逃したことはとても残念ですが、監督の采配に「なんだかなー?」と思うことこそあれ、完全に応援する気が失せるような内容ではなかったし、来季もプレミア・リーグで戦っていくべきチームだと思うので選手毎に軽くシーズンを振り返って見ようと思います(以下背番号順)。
・土田望未選手
開幕前に少し不安だったのは昨年全日本に召集された土田が「速いトス」とやらを意識し、グダグダなバレーを展開してしまうってことだったんですが、それは全くの杞憂でしたね。シーズン通してアタッカーの打点を生かしたしたセットを貫いていたと思います。当たり前のことなんでしょうが、他のチームが必ずしもそういうバレーかと言えばそうでもないので、そこは最下位と言っても誇って良い所なのかなと。
敢えて言えば、開幕から数試合、近藤が昨季に比べて大分バックアタックを打とうとしていたと思うんですけど、そこで少しでも得点させて自信を持たせておけば、もしくは、大して決まらなかったとしても遊び球的に使って行くユトリがあれば、また別の結果があったカモな、とは上手く行かない今シーズン中ずっとネチネチ思っていたことでした・・・。
・冨永こよみ選手
控えというか土田との併用という感じでよく頑張ったし、土田よりもバックアタックの意識がほんの少しだけ高いのは好印象でした。ベンチでの振る舞いなんかを見るにチームの勝利のために献身的な働きをしていたし、コートの外から見た相手チームの状況などをパイセンの土田に遠慮なくアドバイスしたりする姿も印象に残っています。
今後は冨永で行けるとこまで行ってヤバくなったら土田っていう昨季の赤ロケみたいな起用法も考えられますが、そのためにはサーブを磨くことと、勝負所でエース(マーフィー)一辺倒になりがちなセット・ワークの見直しかなと思います。
・吉村志穂選手
吉田監督の采配のせいが大きいですが、吉村らしさがあまり見られないシーズンでした。そもそも吉田監督ってブロッカーの数的優位なんかに関しては一家言あるお方だと思いますが、だったらそれに対して攻撃に入るアタッカーの数的優位も意識しないのはおかしいですよね。本来、吉村なんかはそんなことをアレコレ言うまでもなく単なる「点獲りへの執着」でガンガン入るわけで、そんな良いお手本をレシーバーと交替するなんて正直「どうかしてるぜ!」としか言い様がなかったです。そんなことをしたらチームにどういう影響を与えるかなんて大体想像出来るでしょ。
来季、冨永が出た時には「同時多発位置差(シンクロ)攻撃オール」、これくらいはしてくれないと収まらないものが今はあります。
・近藤志歩選手
よく言われるように上尾の元気印ですよね。特に連敗が多かった今季、メンタルリセットが上手なのか、空元気というよりも毎回わりと素で元気な感じは個人的に結構な救いでした。近藤が思い切り良く打ててる時はチームも勢いに乗ってることが多いだけに、もう少し調子が安定すると良かったですね。
それと、現時点では「サーブレシーブしてからでもバックアタックを打て」というのは若干高望みということは承知していますが、レシーブ後に尻餅をついたり、大きく後退していくのがデフォになりつつあるのは絶対ナシっす。ハッタリでも助走に入っているのと入っていないのでは違うと思うので、その辺は改善して欲しいし、サーブレシーブしてない場合はガチで打ちに行って欲しいです。試行錯誤していたサーブに関してはどうやらロング目のやつが効果あるっぽいことが最後の方で分かって良かったっす。
・竹田江里選手
リリーフサーバーとしてとても良い活躍でした。まさかキングの代わりで打つなんて!
・有田沙織選手
WSで活躍するなんて!
・山岸あかね選手
正直リベロの動きはあまり注意して見ていなくて、「変な目立ち方さえしなければ多分良い選手のはず」くらいに思っているのですが、その点では何の問題もなかったです。少し気になったのはちょっと遠慮がちな所でしょーか?「上手く行ってないチームあるある」として繋ぎの意識が過剰になって攻撃するのを忘れちゃうみたいなのがあると思うんですけど、上尾も今季そうなってた場面は少しあって、そういう時に「泥臭い仕事はなるべく全部引き受けるから他のみんなは空臭く」とか言えるくらいのキャプテンシーは欲しかったかなぁと。徐々に改善されて行ったので、実は言いまくってたのであればごめんなさい。
あと、チームの約束事としてそうなってたかどうかは知りませんが、「サーブレシーブが苦しかったら最悪山岸に上げとけば良いや」みたいなザックリとした空気感は良かったと思うし、そのほとんどをオーバーハンドでセットアップし、大体打ち切れる攻撃にしていたのは好感度大でした。吉野コーチ効果か最終戦ではアタックラインあたりからジャンプセットでミドルに上げていましたし、そーいうプレーを女子で観たのは初めてのことで、どんどん進化していく姿にワクワクさせられます。なるべく常にシンクロ攻撃を仕掛けない理由なんてもはやどこにもないですね。
・松本亜弥華選手
かなり期待していたので若干肩透かしを食らった感じもしますが、実戦を通してダメダメだったブロックも少しずつ良くなりましたし、攻撃面の方の課題はフィジカル強化と、もうちょい助走して打ってみることじゃないでしょうか。それだけで大分反則的なスパイクになると思います。
それと特に海外で育った選手であればフリーボールなんかは相手の嫌がる所に返すのが基本だと思うんですが、松本の場合、何故か相手のチャンスボールにしちゃったり、攻撃枚数を減らす意図とかもあまり感じられないんですね。そーいうのってリードブロックをし切れてない自分の負担にもなると思うので早く修正して欲しいと思います。
・三浦茉実選手
基本的にはワンポイントでのブロック担当でしたよね。クイックにどことなく透明感を感じたのでお兄ちゃんのチームに武者修行しに行くと良いんじゃないでしょうか。たしかサーブレシーブも出来るので、コートに少しでも長く残れる選手になれるといいですね。
・岡本祥佳選手
すみません、よく知らない選手です。けど、182㎝は魅力的(適当)。
・青柳京古選手
「MBで出して」の一言ですね。WSで出た時は東レの木村と互角以上の打ち合いを演じて見せ、OPで出た時は組織的ブロックの一員として地味に連続得点を引き寄せたりと良い働きをしてましたが、MBとしてはたしか岡山戦かなんかで一瞬出たくらいでした・・・。
・荒木絵里香選手
今季も頼りになりました。これはキングに限ったことではありませんが、セッターがかなり動かされてもクイックが発動するようなってきているし、アンダーで上げざるを得ないくらい崩された時は3枚ブロックをものともしない下北アタックは今季も健在でした(笑)。そんなこんなで少しくらい遅い方がイケると思ったのか、リーグ終盤、インダイレクトデリバリーを呼び込む感じになったりしていましたね。
昨季に比べて勝負所で上がって来なかったのは、これまで影を潜めていた「肝心な時にやらかす荒木」が再びチラつき出したのと、ブロードがあんまり決まらなかったからでしょう。そうなったのは全日本系の選手の間でスイングブロックでコミット目につくという妙な流行りがあったからで、それに対して必ずアタックラインより後から助走みたいな対策はしていましたが、決まってもなんか苦しそうでした。せいぜいCワイド程度に留めて置くとか、バッサリ捨て去るという選択肢はないんだろうか、というのはシーズン中ずっと疑問に思っていたことです。下に続く。
・ケリー・マーフィー選手
こうなったらやっぱマーフィーを実質ずっと前衛として考えるバレーを目指して欲しいですよね。それをやるために左利きOPにこだわってるのかと思ってたんですが、あんまりそういう形にならないのは不思議なところです。サーブレシーブがネットから4、5メートル離れた所に上がった時に、バックセンターのマーフィーに無理矢理打たせたりしてましたが、あれはちょっと厳しいので普通にバックライトでOKなんじゃないかと。今季、チームとしてレセプションはたしかにイマイチでしたが、だからこそ今後も余計なプレッシャーを与えずに出来るバレーを追求して貰いたいです。
・小笹奈津子選手
皇后杯だったかで荒木(夕)の守備固めに入ったと思いきや、吉村ばりに力強いbickの助走をしていたのが、とにかく印象に残っています。その後のリーグ戦ではリベロで登録されていたりと・・・上尾ってなんか不思議なチームですよね。
・辺野喜未来選手
今季はあまり生観戦に行けませんでしたが、昨季はどこの会場に行ってもお母さんが応援に来ていたので、なるべく早く晴れ姿を見せて上げられると良いですね。
・荒木夕貴選手
サーブ、ブロック、アタックはイイ感じでしたが、やっぱ一番課題なのはサーブレシーブっすね。173センチでも結構安心してハイセットを託せる選手なので、「ちゃんと返らなかったら自己責任で何とかするので高いのヨロシク」くらいの軽いノリから、徐々に良い感じで返せるようになって行けると良いですね。エースを食らいまくるのだけはなるべく避けたい所です。
それと、あまりバックアタックを打つ気がないっぽいですが、前に書いたような効果率的な部分では良い選手だと思うので、相手コートの隙をしっかりと見つけ、思いっきり体重乗せて叩き込んでおけば、今すぐにでも良い見せ球くらいにはなるはず。バックアタックを打つ事こそが本当のスパイクカバー(特に対角の選手に対しての)だと思って頑張って欲しいです。
・丸山裕子選手
今季一番伸びたのは多分サーブですよね。キングの打ち方を参考にしたのか、伸びるのか落ちるのか分かり難い軌道で相手を崩しまずまずブレイク出来てたと思います。また、そのラリーでもよくディグるようになってきているし、オーバーでのセットアップもほとんどドリブルを取られることなく良い感じでした。
もっとスタメンで出たいのであれば安定した決定力が欲しい所で・・・そのためには「スピードが持ち味」なんて言わずに、もうちょっとだけ遅目に入れば良いんじゃないか・・・ってことは去年から言ってるんですよね。土田にしてもフワッと上げたがっていて・・・それだと今の丸山にとってちょっと高くなるからジャストミート出来ない→低目に微調整→いつの間にか単なる低いクイックに(泣)っていう怪しい展開は流石にもう勘弁して欲しいです。
・七種友紀子選手
サマーリーグで活躍してた気もしますが・・・まだちょっとよく分からない選手です。すみません。
・大室璃紗選手
元・正リベロ・関舞さんに通じる愛くるしさがありますね。実力の程はよく分からないものの、連敗している時にお試しでスタメンにでもしてみたら、何らかの変化はあったのカモなとは思いました。
というわけで、とりあえずお疲れさまでした。正直、うどんぐらいしか食べる気がしない土日が続いた3、4ヶ月間でしたが、3月の入れ替え戦後は美味しいご飯を食べさせてください!
2016/01/29
2015/11/28
頑張れ上尾
先日の車体戦で今季最高と言っても良いバレーをしておきながら、今日の日立戦では今季最低のバレー・・・イロイロな意味で高低差ありすぎて(略)。
・・・う〜ん・・・とりあえず気になるのは、2レグになってから(?)前衛レフトがブロックに跳ばなかった時の守備位置がおかしいというか・・・MBのブロック裏あたりに入ってフェイントやワンタッチをカバーするスライドフォーメションになってる時がありますよね(たしかキングが前衛時)?
アレってボールが繋がった後、ダッシュでコートの外に戻って助走に入らなきゃいけない面倒なフォーメーションだと思うんですけど、その結果、ちゃんとした助走が確保出来ずに低い打点で打つ羽目になっている場面も多いし、酷い時はセンター付近から扇形に助走っていう見るからに決まらなそうな入り方になっています(泣)。
露骨に速い低いなチーム相手なら効果的なんでしょうが、現時点では自チームに低いセットを誘発させるという、ミイラ取りがミイラになっている状態なので考え直した方が良いのではないでしょうか。
それと、しつこいようですが、後衛レフトのバックアタックは絶対必要です。後からの中央突破がないのってボクシングで言ったらワン・ツーのツー抜きで戦っているようなものなので、試合が進むにつれてどうしても手詰まり感が出ちゃってるし、これまで競り負けが多いのと無関係ではないはず。決まる・決まらないはひとまず置いといて、アタッカーは常に打つ気で入る、そんでセッターも積極的に上げていくしかありません。
見習うべきは日立の渡邊久恵(と佐藤美弥)カモ。やたら打つなと思って調べてみたら、コレとか・・・(笑)。この決定率で上げ続けた佐藤もなかなかキてますが、基本サーブレシーブ免除とはいえ、めげずに助走に入り続けた渡邊・・・敵ながらちょっと涙が出そうです。
ついでに言えば、上尾のワン(MBのクイック)、特に松本のやつなんかは川合がよく言うような「決まらなくても目眩し的に打つジャブみたいなもの」なんかでは決してなく、もはや決定打となるようなポテンシャルを秘めている攻撃なので、もっと打数を増やさなあきまへんね。
あの打点からぶち込んでおけば、別に拾われても大したカウンター攻撃は仕掛けて来れないハズだし、的が絞れればブロックの高さも生きるので。それか、こーなったらいよいよ青柳の出番かもしれません。後衛レフトとレシーバーの交替とかやっちゃってますが、MB青柳ならタイーザ・島村状態(良いサーブ、バックアタック)も期待出来ます。
とにかく、車体戦のような攻守両面で持ちうる限りの高さとパワーで奮闘する上尾らしさをもっと見たいです。
・・・う〜ん・・・とりあえず気になるのは、2レグになってから(?)前衛レフトがブロックに跳ばなかった時の守備位置がおかしいというか・・・MBのブロック裏あたりに入ってフェイントやワンタッチをカバーするスライドフォーメションになってる時がありますよね(たしかキングが前衛時)?
アレってボールが繋がった後、ダッシュでコートの外に戻って助走に入らなきゃいけない面倒なフォーメーションだと思うんですけど、その結果、ちゃんとした助走が確保出来ずに低い打点で打つ羽目になっている場面も多いし、酷い時はセンター付近から扇形に助走っていう見るからに決まらなそうな入り方になっています(泣)。
露骨に速い低いなチーム相手なら効果的なんでしょうが、現時点では自チームに低いセットを誘発させるという、ミイラ取りがミイラになっている状態なので考え直した方が良いのではないでしょうか。
それと、しつこいようですが、後衛レフトのバックアタックは絶対必要です。後からの中央突破がないのってボクシングで言ったらワン・ツーのツー抜きで戦っているようなものなので、試合が進むにつれてどうしても手詰まり感が出ちゃってるし、これまで競り負けが多いのと無関係ではないはず。決まる・決まらないはひとまず置いといて、アタッカーは常に打つ気で入る、そんでセッターも積極的に上げていくしかありません。
見習うべきは日立の渡邊久恵(と佐藤美弥)カモ。やたら打つなと思って調べてみたら、コレとか・・・(笑)。この決定率で上げ続けた佐藤もなかなかキてますが、基本サーブレシーブ免除とはいえ、めげずに助走に入り続けた渡邊・・・敵ながらちょっと涙が出そうです。
ついでに言えば、上尾のワン(MBのクイック)、特に松本のやつなんかは川合がよく言うような「決まらなくても目眩し的に打つジャブみたいなもの」なんかでは決してなく、もはや決定打となるようなポテンシャルを秘めている攻撃なので、もっと打数を増やさなあきまへんね。
あの打点からぶち込んでおけば、別に拾われても大したカウンター攻撃は仕掛けて来れないハズだし、的が絞れればブロックの高さも生きるので。それか、こーなったらいよいよ青柳の出番かもしれません。後衛レフトとレシーバーの交替とかやっちゃってますが、MB青柳ならタイーザ・島村状態(良いサーブ、バックアタック)も期待出来ます。
とにかく、車体戦のような攻守両面で持ちうる限りの高さとパワーで奮闘する上尾らしさをもっと見たいです。
2015/10/19
2015/16 Vリーグ開幕
かなり今更ながら、先日のワールドカップの全日本男子はなかなか熱かったですね!普通に負け越してるので「快進撃」とまでは言えないにしても、あまりストレスを感じずに観れたのは、どう考えてもセッターである深津(リーブ21)の改心に拠る所が大きいでしょう。アタッカーほぼ全員が気持ち良さそうに打っていました。
ただ、深津自身が完全に分かってやっていたかと言えばちょっと怪しい所もあって・・・ネクスト4とのスパイク練習なんかをTVで見るに、「このトスのスピードなら付いて来れる?」とか明らかにセッター主導を匂わせるコミュニケーションの取り方をしていたし、実際の試合でも・・・(単に視野が狭いだけなのカモしれませんが)石川がサーブレシーブで体勢を崩されて助走に入るのが遅れているのにベストの状態の時と何ら変わりなく上げたりする場面もチラホラと・・・。
そんなこんなや、今年(毎年?)の全日本女子の惨状を考えると、やっぱ今シーズンも「攻撃の主導権を握っているのはアタッカー」という、「ハイキュー!!」読者からすれば当たり前でも、日本バレー界にはあまり浸透していないコンセプトでバレーをやっている上尾を中心に応援して行こうかなーと思います。男子ロシア・チームに青柳と同じような11を打つ「バレー歴わずか4年」とかいう若手がいましたが、必ずしも打点を生かしたセットではなかったことからして、ある意味、ロンドン五輪金メダル・チームより上です(笑)。
というわけで、そんな上尾の開幕戦。・・・ノビノビとしたバレー(more than サロンパス)で、とにかく窮屈な印象しかない久光の「ワンフレームに収まるバレー」とやらを遺影額にぶち込んでくれることが期待出来る立ち上がりではありましたが、セットカウント1−3とちょっと残念な結果になってしまいました。Vの他チームのように露骨にドイヒーなバレーではないだけに、イマイチ敗因が掴み難いものの・・・・レセプションが慎重になり過ぎた感(受動感?)はあったかもしれないし、土田がファーストタッチを取らされるとラリーが長引きがちなので、なるべく山岸はサクッとオーバーで行って欲しいなとは思いました。
ただ、強化ポイントとして挙げていたWSの攻撃力アップは確かに垣間見えましたね。特に途中出場の荒木(夕)・・・昨シーズンは、なんと言うか、アタック効果率をサーブ効果率と似たような方法で算出すればリーグでもトップクラスに入るんじゃないかっていうくらい、得点にはならなくても上手い事チャンスボールを貰える、対フロアディフェンスに優れた選手って印象だったんですが、今シーズンはそれに加えて、相手ブロッカーをイラッとさせるような良いブロックアウトも身に付けて来た感じで、かなりいやらしい選手に成長していると思います。
また、チームの軸になるべき吉村も昨シーズン怪我で苦しんだ分、プレー出来る喜びもひとしおのようで、自分や仲間の好プレーに対するリアクションがいちいち大きくて微笑ましかったですねー^^自分の代わりで入るワンポイントブロッカーをコートに送り出す時の「やっちまいな」的な姐御感もステキだったし、失敗に終わったものの、TV画面では見切れかかってる位置から猛ダッシュで突っ込んで来るバックアタックもイイ感じでした。凄まじい迫力なので常にあんな感じで入って相手ブロッカーを釘付けにして欲しいし、近藤や荒木も絶対に見習うべきでしょう。
そして、昨シーズン出場出来なかった選手としては王改め松本も・・・打ってる位置を見れば確実にクイックですがダイナミック過ぎて全くそう見えないのが凄いし、助走はもっと欲しいですが、サーブレシーブが横に乱れてもサイン変更なしで基本ただ真っ直ぐ入るだけって感じも良かったと思います。ベスト・ブロッカー・ランキング2位、ワンタッチの数なんかも含めたらアラキング越えしてた気がする丸山が控えなんてもったいなーとも思いますが・・・今後は対戦チームによって使い分け出来るといいかもしれませんし、まぁそういうチーム作りが出来てると思うので期待したいです。
まだ岡山・デンソー戦は観てないんですけど、何故か山口かなめがグダグダだったNEC、去年の反省があまり見られない東レ、ただひたすら慌ただしい「超高速バレー」の日立、ブロックに向上が見られるも予想通りラヒモア一辺倒の車体・・・しかも、全チーム馬鹿みたいに低いクイック・・・開幕戦だけで判断するのは早計なものの、上尾は十分優勝を狙えると思います。
ただ、深津自身が完全に分かってやっていたかと言えばちょっと怪しい所もあって・・・ネクスト4とのスパイク練習なんかをTVで見るに、「このトスのスピードなら付いて来れる?」とか明らかにセッター主導を匂わせるコミュニケーションの取り方をしていたし、実際の試合でも・・・(単に視野が狭いだけなのカモしれませんが)石川がサーブレシーブで体勢を崩されて助走に入るのが遅れているのにベストの状態の時と何ら変わりなく上げたりする場面もチラホラと・・・。
そんなこんなや、今年(毎年?)の全日本女子の惨状を考えると、やっぱ今シーズンも「攻撃の主導権を握っているのはアタッカー」という、「ハイキュー!!」読者からすれば当たり前でも、日本バレー界にはあまり浸透していないコンセプトでバレーをやっている上尾を中心に応援して行こうかなーと思います。男子ロシア・チームに青柳と同じような11を打つ「バレー歴わずか4年」とかいう若手がいましたが、必ずしも打点を生かしたセットではなかったことからして、ある意味、ロンドン五輪金メダル・チームより上です(笑)。
というわけで、そんな上尾の開幕戦。・・・ノビノビとしたバレー(more than サロンパス)で、とにかく窮屈な印象しかない久光の「ワンフレームに収まるバレー」とやらを遺影額にぶち込んでくれることが期待出来る立ち上がりではありましたが、セットカウント1−3とちょっと残念な結果になってしまいました。Vの他チームのように露骨にドイヒーなバレーではないだけに、イマイチ敗因が掴み難いものの・・・・レセプションが慎重になり過ぎた感(受動感?)はあったかもしれないし、土田がファーストタッチを取らされるとラリーが長引きがちなので、なるべく山岸はサクッとオーバーで行って欲しいなとは思いました。
ただ、強化ポイントとして挙げていたWSの攻撃力アップは確かに垣間見えましたね。特に途中出場の荒木(夕)・・・昨シーズンは、なんと言うか、アタック効果率をサーブ効果率と似たような方法で算出すればリーグでもトップクラスに入るんじゃないかっていうくらい、得点にはならなくても上手い事チャンスボールを貰える、対フロアディフェンスに優れた選手って印象だったんですが、今シーズンはそれに加えて、相手ブロッカーをイラッとさせるような良いブロックアウトも身に付けて来た感じで、かなりいやらしい選手に成長していると思います。
また、チームの軸になるべき吉村も昨シーズン怪我で苦しんだ分、プレー出来る喜びもひとしおのようで、自分や仲間の好プレーに対するリアクションがいちいち大きくて微笑ましかったですねー^^自分の代わりで入るワンポイントブロッカーをコートに送り出す時の「やっちまいな」的な姐御感もステキだったし、失敗に終わったものの、TV画面では見切れかかってる位置から猛ダッシュで突っ込んで来るバックアタックもイイ感じでした。凄まじい迫力なので常にあんな感じで入って相手ブロッカーを釘付けにして欲しいし、近藤や荒木も絶対に見習うべきでしょう。
そして、昨シーズン出場出来なかった選手としては王改め松本も・・・打ってる位置を見れば確実にクイックですがダイナミック過ぎて全くそう見えないのが凄いし、助走はもっと欲しいですが、サーブレシーブが横に乱れてもサイン変更なしで基本ただ真っ直ぐ入るだけって感じも良かったと思います。ベスト・ブロッカー・ランキング2位、ワンタッチの数なんかも含めたらアラキング越えしてた気がする丸山が控えなんてもったいなーとも思いますが・・・今後は対戦チームによって使い分け出来るといいかもしれませんし、まぁそういうチーム作りが出来てると思うので期待したいです。
まだ岡山・デンソー戦は観てないんですけど、何故か山口かなめがグダグダだったNEC、去年の反省があまり見られない東レ、ただひたすら慌ただしい「超高速バレー」の日立、ブロックに向上が見られるも予想通りラヒモア一辺倒の車体・・・しかも、全チーム馬鹿みたいに低いクイック・・・開幕戦だけで判断するのは早計なものの、上尾は十分優勝を狙えると思います。
2015/09/07
ワールドカップ2015
嫌な予感通り強豪相手には全敗という虚しさ一杯の結果で大会が終了してしまいました。昨日の中国戦以外はたしか全試合、第一セット先取の良いスタートでゲームを進めていましたが、所詮一夜漬けのようなバレーでしかないので、すぐセットが低くなったり、短くなったり、近くなったりするし、ベタ過ぎて言いたくないですが、リード・ブロックを貫くべき時にそれが出来てなかったっていうのが主な敗因でしょうね。相手との駆け引き云々という話を持ち出す以前のレベルだったと思います。
逆にその辺さえシッカリしとけばリオで金もまだ何とかなるっていう手応えも感じましたが・・・毎回強化ポイントがおかしい眞鍋さんにそれが期待出来るかと言えば難しいカモなと。とにかく、以前から言ってるように数字に対する異常な執着は止めるべきでしょうね。「キルブロックは3本」、「良いワンタッチは10本」とか・・・具体的な目標を設定するのは決して悪いことではないでしょうが、ノルマとして課したりするから、肝心な所でうっかりゲスちゃったりするんじゃないでしょうか。
また、モーションスカウターなんかを使うまでもなく、クイックが最後まで低目だったのも残念でした。恐らくバックアタックとの兼ね合いでBクイック主体だったってのは何となく分かるんですが、それにしても一辺倒過ぎたと思うし、本来であればグラチャンの時に迫田が打ってたようなテンポ、レフト攻撃と大差ないタイミングの踏み切りでも問題ないんですよね。
そうすることで比較的高い位置で捌くようになった大会終盤の宮下であれば、レフト、ミドルどっちに上がったのかよく分からない感じのフワッとしたセットになって打ち易い上に、相手ブロッカーの反応時間は長くなるはずなんですよ。逆に今大会のようなギュン目のやつだと「ミドルに上がった」と特定されやすいので、まぁアメリカ・レベルであればブロックに掛けて来るし、それが怖くて使えない→サイドばっかに上げて捕まり出す・・・っていうMB1以前の課題がブリ返し出すことに・・・。
試合によってマチマチではありましたが、中国、セルビア、ロシアあたりが多分ちゃんとしたテンポの理解を元に強化を進め出して来ているので、今後もその辺のことを適当に考えてると男子みたいに短期間では挽回不可能なところまで逝くかもしれないという恐怖を感じています。
あと、相手のサーブに苦戦してる選手に対して「コートの真ん中に返しておけば良い、とにかく上」というアドバイスをしてるのは良いと思うんですが、そうであるならその位置からたぶん一番近い所で楽に攻撃が出来る左利きの長岡をバックライトに常に入れておくべきだったと思うし、セッターにもサイド・セットを仕込んでおくべきだったと思います。セッター担当コーチが「フロント・セットとバック・セットを見分け難くするにはセッターの我慢」とか言っていて・・・そういう面もちょっとはあるでしょうが、木村の影響を受けて(?)、古賀や内瀬戸がモロにネット向きで上げてるのをどう見ているのかはちょっと訊いてみたいです。
っていうか・・・もうこうなったらいっそのこと縦のスピードの重要性をやたらと強調してるハリルホジッチ監督に任してみるってのはどうでしょうか??そうすれば自然とブロードや妙な切り込みもなくなっていくだろうし、みんな迫田みたいな助走から高く跳ぶようになるはず。そんで「シンクロ攻撃はサッカーで言ったらオフサイドが許可されてるようなもの」とか適当な事を吹き込んでおけば、「ハヤサナンカイラナイネ」となって、セッターはとにかく丁寧に上げるように努めるんじゃないでしょうか。
もしくは、これから始まる男子大会を観れば分かるように世界のバレーなんてファーストタッチもセカンドタッチもフワッフワッの「おっぱいバレー」みたいなもんなので、あの映画を撮った監督を連れて来て、リアル・おっぱいバレーをお願いすりゃーいいんですよ。ペチャぱいバレー、あるいは、白帯の下にセットされる陥没骨折バレーは流石にもう見飽きました。
逆にその辺さえシッカリしとけばリオで金もまだ何とかなるっていう手応えも感じましたが・・・毎回強化ポイントがおかしい眞鍋さんにそれが期待出来るかと言えば難しいカモなと。とにかく、以前から言ってるように数字に対する異常な執着は止めるべきでしょうね。「キルブロックは3本」、「良いワンタッチは10本」とか・・・具体的な目標を設定するのは決して悪いことではないでしょうが、ノルマとして課したりするから、肝心な所でうっかりゲスちゃったりするんじゃないでしょうか。
また、モーションスカウターなんかを使うまでもなく、クイックが最後まで低目だったのも残念でした。恐らくバックアタックとの兼ね合いでBクイック主体だったってのは何となく分かるんですが、それにしても一辺倒過ぎたと思うし、本来であればグラチャンの時に迫田が打ってたようなテンポ、レフト攻撃と大差ないタイミングの踏み切りでも問題ないんですよね。
そうすることで比較的高い位置で捌くようになった大会終盤の宮下であれば、レフト、ミドルどっちに上がったのかよく分からない感じのフワッとしたセットになって打ち易い上に、相手ブロッカーの反応時間は長くなるはずなんですよ。逆に今大会のようなギュン目のやつだと「ミドルに上がった」と特定されやすいので、まぁアメリカ・レベルであればブロックに掛けて来るし、それが怖くて使えない→サイドばっかに上げて捕まり出す・・・っていうMB1以前の課題がブリ返し出すことに・・・。
試合によってマチマチではありましたが、中国、セルビア、ロシアあたりが多分ちゃんとしたテンポの理解を元に強化を進め出して来ているので、今後もその辺のことを適当に考えてると男子みたいに短期間では挽回不可能なところまで逝くかもしれないという恐怖を感じています。
あと、相手のサーブに苦戦してる選手に対して「コートの真ん中に返しておけば良い、とにかく上」というアドバイスをしてるのは良いと思うんですが、そうであるならその位置からたぶん一番近い所で楽に攻撃が出来る左利きの長岡をバックライトに常に入れておくべきだったと思うし、セッターにもサイド・セットを仕込んでおくべきだったと思います。セッター担当コーチが「フロント・セットとバック・セットを見分け難くするにはセッターの我慢」とか言っていて・・・そういう面もちょっとはあるでしょうが、木村の影響を受けて(?)、古賀や内瀬戸がモロにネット向きで上げてるのをどう見ているのかはちょっと訊いてみたいです。
っていうか・・・もうこうなったらいっそのこと縦のスピードの重要性をやたらと強調してるハリルホジッチ監督に任してみるってのはどうでしょうか??そうすれば自然とブロードや妙な切り込みもなくなっていくだろうし、みんな迫田みたいな助走から高く跳ぶようになるはず。そんで「シンクロ攻撃はサッカーで言ったらオフサイドが許可されてるようなもの」とか適当な事を吹き込んでおけば、「ハヤサナンカイラナイネ」となって、セッターはとにかく丁寧に上げるように努めるんじゃないでしょうか。
もしくは、これから始まる男子大会を観れば分かるように世界のバレーなんてファーストタッチもセカンドタッチもフワッフワッの「おっぱいバレー」みたいなもんなので、あの映画を撮った監督を連れて来て、リアル・おっぱいバレーをお願いすりゃーいいんですよ。ペチャぱいバレー、あるいは、白帯の下にセットされる陥没骨折バレーは流石にもう見飽きました。
2015/08/28
ワールドカップ2015
4勝1敗、勝ち点12の3位で代々木ラウンドが何とか無事終了!
WGP決勝R全敗という結果を受けて選手同士で何を話し合ったのかは知りませんが、ここまでの戦いぶりを見るに、速さへのこだわりは一応ほぼ捨て去ったことが分かるマズマズなバレーが展開出来てますね。僅か20日間の練習で、90日間もやって来たストップウォッチ主導のバレーからそう簡単に抜け出せるわけもないし、半分呪われてる状態でのこの結果は上出来と言えると思います。
特にキャプテン木村の復調は明るい材料ですね。散髪で厄を落とし、高くセットしてあげればまだまだイケるだろうと思ってはいましたが、ロシア戦の第4セットで3、4年ぶりに発動した戦術SAORIには興奮させられました。組み立てとかレフトに寄りまくっている相手のブロック度外視で、ただひたすら木村(笑)。・・・毎回あーなっちゃうのは駄目でしょうが、最終手段としてアレがあるとないとでは大違いだと思うし、眞鍋さんなんかガッツポーズ後ちょっと泣きそうな表情になってました。もし本当に工作員じゃないのであれば、その感動を今度こそ忘れないでください。
ただ、「ちょっとどうなんだろと」と思うこともあって・・・何故かここに来てトータルディフェンスが過去最高レベルの仕上がりになっているのは嬉しいんですけど(あの座安がイイ意味で目立たないし、サトミオも慣れて来ました)、とにかく拾うためだけのディグ練習を繰り返したせいで受け身体質になったのか、攻撃参加意識のあからさまな低下という新たな問題も発生してるように思います。未だ1本たりとも上がって来ずとも、山口のブロードでスロットを侵されようとも、懸命にバックアタックを打とうとしていた島村ですら遂に微妙な感じになってますし(前衛時はかなり良くて昨日の異様にパワフルなセミは爆笑)、木村に至っては後衛になると余計なことしかやってないと言っても過言じゃない感じで、古賀にもそれが軽く伝染してる気がします・・・。
その一方で、石井なんかは「二人ともバックアタックさぼっとるがな、スタメン奪うチャンスや!」とばかりにただ一人攻撃の意識が高まってるようにも見え・・・なかなかハングリーな娘だなと思いました。干され放しだった世界バレーのリベンジを果たすべくその調子で頑張って欲しいです。
それと、攻撃の要にならないといけないはずの長岡の状態も・・・なんかイマイチよく分からない感じ。前衛の時は割と普通に決めてますが、後衛になると軽く中島美嘉の旦那臭が漂い出してるのはちょっと黄色信号です。特にセッターが古藤だとその臭いがきつめになるので(←ジャンプセットしろ)、今後は宮下とセットで考えてくべきカモしれません。あと、内瀬戸をほぼ常に小型新鍋として扱うのも正直止めて欲しいです。危険トスも平気で打ちますし、斜め後ろから来る難しいボールも余裕でジャストミートするので普通に長岡の代わり、もしくは格下相手にはスタメンでもいいんじゃないでしょうか?ただし長岡がやってるような中道ブロック込みで。
WGP決勝R全敗という結果を受けて選手同士で何を話し合ったのかは知りませんが、ここまでの戦いぶりを見るに、速さへのこだわりは一応ほぼ捨て去ったことが分かるマズマズなバレーが展開出来てますね。僅か20日間の練習で、90日間もやって来たストップウォッチ主導のバレーからそう簡単に抜け出せるわけもないし、半分呪われてる状態でのこの結果は上出来と言えると思います。
特にキャプテン木村の復調は明るい材料ですね。散髪で厄を落とし、高くセットしてあげればまだまだイケるだろうと思ってはいましたが、ロシア戦の第4セットで3、4年ぶりに発動した戦術SAORIには興奮させられました。組み立てとかレフトに寄りまくっている相手のブロック度外視で、ただひたすら木村(笑)。・・・毎回あーなっちゃうのは駄目でしょうが、最終手段としてアレがあるとないとでは大違いだと思うし、眞鍋さんなんかガッツポーズ後ちょっと泣きそうな表情になってました。もし本当に工作員じゃないのであれば、その感動を今度こそ忘れないでください。
ただ、「ちょっとどうなんだろと」と思うこともあって・・・何故かここに来てトータルディフェンスが過去最高レベルの仕上がりになっているのは嬉しいんですけど(あの座安がイイ意味で目立たないし、サトミオも慣れて来ました)、とにかく拾うためだけのディグ練習を繰り返したせいで受け身体質になったのか、攻撃参加意識のあからさまな低下という新たな問題も発生してるように思います。未だ1本たりとも上がって来ずとも、山口のブロードでスロットを侵されようとも、懸命にバックアタックを打とうとしていた島村ですら遂に微妙な感じになってますし(前衛時はかなり良くて昨日の異様にパワフルなセミは爆笑)、木村に至っては後衛になると余計なことしかやってないと言っても過言じゃない感じで、古賀にもそれが軽く伝染してる気がします・・・。
その一方で、石井なんかは「二人ともバックアタックさぼっとるがな、スタメン奪うチャンスや!」とばかりにただ一人攻撃の意識が高まってるようにも見え・・・なかなかハングリーな娘だなと思いました。干され放しだった世界バレーのリベンジを果たすべくその調子で頑張って欲しいです。
それと、攻撃の要にならないといけないはずの長岡の状態も・・・なんかイマイチよく分からない感じ。前衛の時は割と普通に決めてますが、後衛になると軽く中島美嘉の旦那臭が漂い出してるのはちょっと黄色信号です。特にセッターが古藤だとその臭いがきつめになるので(←ジャンプセットしろ)、今後は宮下とセットで考えてくべきカモしれません。あと、内瀬戸をほぼ常に小型新鍋として扱うのも正直止めて欲しいです。危険トスも平気で打ちますし、斜め後ろから来る難しいボールも余裕でジャストミートするので普通に長岡の代わり、もしくは格下相手にはスタメンでもいいんじゃないでしょうか?ただし長岡がやってるような中道ブロック込みで。
2015/07/19
WGP予選R終了
お久しぶりです。モントルー→ブラジル遠征→WGPと観れる試合は一応全部チェックしていたものの、「観たいバレーはコレじゃない」感が半端なさ過ぎて、ずっと更新をサボってしまってました。
とりあえず、棚ボタ的な感じでの決勝R進出についてはワールドカップに向けてのコンディショニング関係で賛否あるのでしょうが、密閉された空間で眞鍋バレーの完成なんかを目指してもロクなことにはならないというのはもう分かり切ったこと。なので、個人的には、強豪との実戦を通して選手間に少しだけ根付いて来た気がしないでもない「速さにこだわって自滅するのは愚の骨頂」という気付きを浸透させる大会になれば良いなとポジティブに考えてます。
ただ、ここまで大活躍の古賀は昨日のタイ戦あたりから「酷使したせいで疲れが溜まり跳べなくなる」という昔の木村によく見られた症状が出て来ているので、先発させるのはせいぜい1、2試合に留めておいた方が良いかもしれません。大物感が漂ってるとは言え、まだいたいけな10代女子ってことを忘れちゃ駄目。
で、そのレフト依存、戦術KOGAを避けるためにもやっぱMB陣の更なる奮起に期待したい所ですが、チームの方針なのかセッターの問題なのか・・・選択している攻撃パターンからしてモヤモヤさせられます。データバレーに餌を撒いてるのであれば別にいいんですけど、もはやブロードなんて使う必要はないと思うし、昨年までやってきたことを無駄にしたくないのであれば、それはライトに開いたりすることなんかじゃなく、セットアップ直後踏み切りの11で中央突破を図ることのはず。
また、中央突破第二弾の後衛レフトのバックアタックも助走にはちゃんと入ってるにも関わらず(木村はタマに謎のサボリン)、いかんせん打数が少な過ぎて辛いですね。スロット3とかスロットA(セッターの右隣)あたりから、「サイドにブロックは行かせねーよ(我が家の杉山風に)」って感じでもっとガンガン打って後ろ盾となってくれれば、レフト・ライトにギュンギュン飛ばす必要などなくなるはずです。むしろ中国のバレーなんかの方がそれに近いくらいで・・・応援するチームを間違えそうになりました。
あと、「鍋谷はリアル・ゲスモンスターかもしれない」という怪し気な見所なんかも出て来ましたが(自分が気付いたのだけだと的中キル率100%笑)、それはまたの機会に注目してみることにして、とにかく、木村・石井・長岡・迫田・・・この辺の主力選手の状態が上がって来ないことには勝負になるわけないし、昨年同様、宮下が立て直してくれることに期待するしかありません。ホント何回同じことを繰り返せば気が済むのか・・・観なけりゃいいんでしょうが、つい観てしまいます(泣)。
とりあえず、棚ボタ的な感じでの決勝R進出についてはワールドカップに向けてのコンディショニング関係で賛否あるのでしょうが、密閉された空間で眞鍋バレーの完成なんかを目指してもロクなことにはならないというのはもう分かり切ったこと。なので、個人的には、強豪との実戦を通して選手間に少しだけ根付いて来た気がしないでもない「速さにこだわって自滅するのは愚の骨頂」という気付きを浸透させる大会になれば良いなとポジティブに考えてます。
ただ、ここまで大活躍の古賀は昨日のタイ戦あたりから「酷使したせいで疲れが溜まり跳べなくなる」という昔の木村によく見られた症状が出て来ているので、先発させるのはせいぜい1、2試合に留めておいた方が良いかもしれません。大物感が漂ってるとは言え、まだいたいけな10代女子ってことを忘れちゃ駄目。
で、そのレフト依存、戦術KOGAを避けるためにもやっぱMB陣の更なる奮起に期待したい所ですが、チームの方針なのかセッターの問題なのか・・・選択している攻撃パターンからしてモヤモヤさせられます。データバレーに餌を撒いてるのであれば別にいいんですけど、もはやブロードなんて使う必要はないと思うし、昨年までやってきたことを無駄にしたくないのであれば、それはライトに開いたりすることなんかじゃなく、セットアップ直後踏み切りの11で中央突破を図ることのはず。
また、中央突破第二弾の後衛レフトのバックアタックも助走にはちゃんと入ってるにも関わらず(木村はタマに謎のサボリン)、いかんせん打数が少な過ぎて辛いですね。スロット3とかスロットA(セッターの右隣)あたりから、「サイドにブロックは行かせねーよ(我が家の杉山風に)」って感じでもっとガンガン打って後ろ盾となってくれれば、レフト・ライトにギュンギュン飛ばす必要などなくなるはずです。むしろ中国のバレーなんかの方がそれに近いくらいで・・・応援するチームを間違えそうになりました。
あと、「鍋谷はリアル・ゲスモンスターかもしれない」という怪し気な見所なんかも出て来ましたが(自分が気付いたのだけだと的中キル率100%笑)、それはまたの機会に注目してみることにして、とにかく、木村・石井・長岡・迫田・・・この辺の主力選手の状態が上がって来ないことには勝負になるわけないし、昨年同様、宮下が立て直してくれることに期待するしかありません。ホント何回同じことを繰り返せば気が済むのか・・・観なけりゃいいんでしょうが、つい観てしまいます(泣)。
2015/05/29
モントルーバレーマスターズ2015
・・・ご無沙汰です。毎年この時期は情報不足過ぎてバレー離れが加速しちゃうのですが、何とか踏み止まって戻って来れました。
まず、遅ればせながらメンバー選考についてですが、先月の投稿で軽く推してみたセッターの土田、リベロの佐藤が漏れているのは結構意外でした。ただ、コレって実は落選というよりもむしろ当確で、「合流遅れの長岡や迫田、追加招集の島村達とブラジル遠征の準備をしているに違いない!」とか考えてしまっている自分はメデタイ奴なんでしょうか(笑)?
二人とも高さはないものの、もしライトエースで行くのであればバックセットをなるべく封印しサイドセット(※)を心掛けているはずの土田は要るんじゃないかと思いますし、リベロ候補四人の中で一番オーバーでセットする率が高い佐藤も見たかったです。
・・・まぁ、その辺の不満はひとまず置いといて、今回選ばれてるメンバーの健闘も祈りつつユル〜く応援していたのですが・・・とりあえず2連勝とイイ感じのスタートとなりましたね!
基本的にオーソドックスなバレーをする時期なのでまだ油断は出来ませんが、トルコ戦ではサーブレシーブに参加している選手(レフト)のバックアタックの意識が高くて良かったですし、特に古賀があそこまでイケるとは想定外でした。何故か毎年、雨後の筍の如く出てくる「未来の木村沙織」ですが、ホントにその名にふさわしいのって今の所ぶっちゃけ彼女くらいですよね。それと、リベロがオーバーでのセットに意欲的に取り組んでいることも分かって安心しました。この分だと遂に4人のアタッカーがほぼ真っ直ぐにダッシュするシンクロ攻撃が拝める日も近いのカモしれません。
ただ、適当に観てたのでよく覚えてませんが、古賀が前衛時だったかにサーブレシーブ免除になって(?)ライトの高田が参加していたこと、宮下が岡山バレーをまだデトックス出来てないことや、時々センターブロックをしていたこと、後衛・高田が岩崎に任せておけば良い状況でセットしてしまい、アタリをつけられていた石井が思いっきりシャットされていたこと等々・・・軽く気になる点はありましたが、まぁ見なかったことにしておきます・・・。
そして、ドイツ戦もマズマズでしたね。ちゃんとバックアタックの助走をする江畑なんて久々に見ましたし、レフト攻撃の時も打つ気満々で入っているのでセットされなくても止まりきれずに軽くピョコッと跳んでいましたね^^ セッターから近い所の選手が跳んでるのは当然なんでしょうが、遠目のレフトがピョコるのは偉いと思います。・・・もっとも、試合序盤だけだったのはある意味「流石」と言った所ですが、ウカウカしていられる立場でもないと思うし、ライトで先発した時は今日以上に必死こかないとヤバイはず。
あと、2試合とも本職MBのブロックとフロア・ディフェンスの関係がそれなりに整っていたと思いますが、クイックが低かったのはちょっと不味いっすね。藤田ってあの身長にして近いスロットにも程良くテキトーに上げられる珍しいセッターだと思うんですけど、大竹の体がほとんどチキン・ウィング状態でまたもや何か笑ってしまいました。また、そんなトスを嬉々として捌く山口は相変わらずでしたが・・・まぁ、今後合流するであろう迫田は恐らくMBに転職したままだと思うので、彼女の少し遅目の高いクイックが高いセットの引き金になってくれることを期待したいです。なんかダラダラとすみません。
(※)サイドセット
こんな感じ(動画)で、荒川静香のイナバウアーみたいに後ろに反るのではなく、左右どちらにセットアップするのか見分け難い姿勢から斜め横方向にボールを切り替えした後、クルッとネットの方を向くセット方法(多分)。体勢的にも技術的にも楽なはずですし、アタックラインあたりが「えぇパス」となるシンクロ攻撃と対になるものだと思います。
ちなみに、レフト側にもサイドセットを使うセッターは、セットアップ前から結構モロにネット向きで左右に上げ分けていたり・・・。なんかオタ芸みたいな印象で違和感を覚えるのですが、相手コートの状況がよく見えることはたしかなはずで、現在「ハイキュー!!」に登場中のゲスモンスター退治なんかにはうってつけなのカモしれません。
まず、遅ればせながらメンバー選考についてですが、先月の投稿で軽く推してみたセッターの土田、リベロの佐藤が漏れているのは結構意外でした。ただ、コレって実は落選というよりもむしろ当確で、「合流遅れの長岡や迫田、追加招集の島村達とブラジル遠征の準備をしているに違いない!」とか考えてしまっている自分はメデタイ奴なんでしょうか(笑)?
二人とも高さはないものの、もしライトエースで行くのであればバックセットをなるべく封印しサイドセット(※)を心掛けているはずの土田は要るんじゃないかと思いますし、リベロ候補四人の中で一番オーバーでセットする率が高い佐藤も見たかったです。
・・・まぁ、その辺の不満はひとまず置いといて、今回選ばれてるメンバーの健闘も祈りつつユル〜く応援していたのですが・・・とりあえず2連勝とイイ感じのスタートとなりましたね!
基本的にオーソドックスなバレーをする時期なのでまだ油断は出来ませんが、トルコ戦ではサーブレシーブに参加している選手(レフト)のバックアタックの意識が高くて良かったですし、特に古賀があそこまでイケるとは想定外でした。何故か毎年、雨後の筍の如く出てくる「未来の木村沙織」ですが、ホントにその名にふさわしいのって今の所ぶっちゃけ彼女くらいですよね。それと、リベロがオーバーでのセットに意欲的に取り組んでいることも分かって安心しました。この分だと遂に4人のアタッカーがほぼ真っ直ぐにダッシュするシンクロ攻撃が拝める日も近いのカモしれません。
ただ、適当に観てたのでよく覚えてませんが、古賀が前衛時だったかにサーブレシーブ免除になって(?)ライトの高田が参加していたこと、宮下が岡山バレーをまだデトックス出来てないことや、時々センターブロックをしていたこと、後衛・高田が岩崎に任せておけば良い状況でセットしてしまい、アタリをつけられていた石井が思いっきりシャットされていたこと等々・・・軽く気になる点はありましたが、まぁ見なかったことにしておきます・・・。
そして、ドイツ戦もマズマズでしたね。ちゃんとバックアタックの助走をする江畑なんて久々に見ましたし、レフト攻撃の時も打つ気満々で入っているのでセットされなくても止まりきれずに軽くピョコッと跳んでいましたね^^ セッターから近い所の選手が跳んでるのは当然なんでしょうが、遠目のレフトがピョコるのは偉いと思います。・・・もっとも、試合序盤だけだったのはある意味「流石」と言った所ですが、ウカウカしていられる立場でもないと思うし、ライトで先発した時は今日以上に必死こかないとヤバイはず。
あと、2試合とも本職MBのブロックとフロア・ディフェンスの関係がそれなりに整っていたと思いますが、クイックが低かったのはちょっと不味いっすね。藤田ってあの身長にして近いスロットにも程良くテキトーに上げられる珍しいセッターだと思うんですけど、大竹の体がほとんどチキン・ウィング状態でまたもや何か笑ってしまいました。また、そんなトスを嬉々として捌く山口は相変わらずでしたが・・・まぁ、今後合流するであろう迫田は恐らくMBに転職したままだと思うので、彼女の少し遅目の高いクイックが高いセットの引き金になってくれることを期待したいです。なんかダラダラとすみません。
(※)サイドセット
こんな感じ(動画)で、荒川静香のイナバウアーみたいに後ろに反るのではなく、左右どちらにセットアップするのか見分け難い姿勢から斜め横方向にボールを切り替えした後、クルッとネットの方を向くセット方法(多分)。体勢的にも技術的にも楽なはずですし、アタックラインあたりが「えぇパス」となるシンクロ攻撃と対になるものだと思います。
ちなみに、レフト側にもサイドセットを使うセッターは、セットアップ前から結構モロにネット向きで左右に上げ分けていたり・・・。なんかオタ芸みたいな印象で違和感を覚えるのですが、相手コートの状況がよく見えることはたしかなはずで、現在「ハイキュー!!」に登場中のゲスモンスター退治なんかにはうってつけなのカモしれません。
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