2015/03/15

再び青柳、そして丸山とか

1レグ序盤あたりまでは「MBの矜持」なんて言葉もよく耳にしたように、各チーム、ミドルが奮闘していた試合が多かったと思いますが、シーズンが進むにつれ、「そりゃ一人、二人減らされるわな」なんて思うこともシバシバで・・・、でも、昨日のNEC対上尾戦、特に2セット目のミドルの打ち合いはかなり凄まじくて感動ものでした^^

セット序盤から青柳が無双していたのは笑いを通り越して何かちょっと泣けて来るくらいでしたし、世界バレーあたりから何故かマイナステンポ気味になっていた大野がWGPあたりの良かった頃に少し戻したような感じで、特にジュースになって以降の「やられたらやり返すモード」な二人の喧嘩は今シーズン屈指の名場面じゃないでしょうか。両チームとも「セルビアかよ!?」と突っ込みたくなるくらい必要以上にミドル(笑)。

また、どちらの監督からも「2セット目が全てだった」的発言がありましたが、たしかにそうなんでしょうね。結果論と言えばそうですし、サーブ&ブロックのチームだからっていう起用理由もちゃんとあるのでしょうが、33−34あたりでの青柳→丸山はちょっと失敗だったカモしれません(1セット目、少しでも不味いプレーが出るとコロコロ替えてたのも)。富永があまりレフトを活かし切れてなかったこと、後衛では近藤がサーブレシーブ、多分ブロック要員と悟られていた丸山という状況で、疲れが見えていたマーフィーに連続で託さなきゃいけなかったのは辛かったです。

・・・ただ、話は飛びますが、丸山も昨日と同じ轍は踏まないと誓ったのか、今日の久光戦の4セット目のファーストテクニカルタイムアウトの直後あたりに見せたアタックの入り方、及び土田のセットは「はやさ」よりも「高さや打ち易さ」を意識したもので良かったと思います!録画し忘れてしまったので再確認出来ていませんが、多分コミットで跳んでいた岩坂のブロックを楽にかわしていました。187㎝対176㎝のバトルとしては上出来ですし、アレは止まらない11だったはず。・・・青柳の爆発以降、注意して見出しているプレーなので、以前からあんな感じで打っていたのであればごめんなさい。

あと、気になるのは、ファイナル6になってからコンディションが良くないように見えるアラキング・・・・特に今日は2連戦ってこともあり、見るからにヘトヘト(悲)。選手層が厚いので大して心配はしていませんが、チームの精神的支柱ではあることは間違いないので、最後の気力を振り絞って頑張って欲しいし、チームとしても自力でファイナル3進出を決めたいですね(追記:日立が2試合残しているので自力は無理でした)。

そして、赤ロケの皆さん、ファイナル3進出決定おめでとー!


・更に追記 

コメント欄にて青柳京古選手のクイック動画のプレゼントがありましたので貼っておきます。ありがとうございます。





それと、「青柳京古」で検索して来る方が妙に多いので少し書き加えておくと・・・

ファーストテンポのクイックにもたぶん「幅」があるんだと思います。通常だとセットアップと同時に踏み切りますが、止まらない11(もしくはその一つ左隣からの21とか)と言われるものは、ソレよりも半歩か一歩くらい遅いタイミングの踏み切りになることが多いようです。で、そうなるとセッター的にもよりテキトーに高くセットしておけば良い度がアップし更に簡単な攻撃となるので、↑の後半のようなジュース以降の痺れる場面でもバンバン使えるのでしょう。男子ほど必要に迫られてる攻撃ではないのでしょうが、MB1とかになってしまっている以上、そうも言ってられないのかなと思います。

2015/03/04

気になる選手 4

リベロとして抜群の存在感発揮!トヨタ車体の大学4年生・佐藤澪
http://www.fujitv.co.jp/sports/vabonet/tanaka_column/150303.html


・・・車体はコンビバレーじゃないと思いますが、自分もこの選手スキー。野心もあるようですね。



2015/02/22

3レグ終了

・・・あっという間にレギュラー・ラウンドが終了してしまいました。車体は残念でしたが、一応応援してる他3チームはファイナル・ラウンドに進出しましたし、若干不謹慎という自覚はあるものの、チャレンジ・マッチもそれはそれで盛り上がるので楽しみです。車体ガンバ!

で、3レグでの明るい話題として触れずにいられないのは、やっぱり上尾メディックス・青柳京古の中盤から終盤にかけての活躍でしょう。あのセミみたいなやつ、巷で言う所の「コミットしても止まらない11」を途中出場するやいなや毎回ズドーンと叩き込んでましたね^^(今日は不発)。今はリードで対応されているので上から決めて当然なんでしょうが、それでもVリーグにおいて日本人MBがセッターに近いスロットから高さで圧倒する攻撃を見せるというのは珍しい光景ですし、なんかもうトキメキが止まらず困ってしまいました。

今思えば去年のチャレマでもチームを救っていた記憶がありますし、チーム内でも鉄板の攻撃という意識が根付きかかってるようなので、あとは、アラキング丸山があれをアルバイトMBのアタックと見なさず、実はあれこそが本職MBが目指すべきアタックってことに気付いてくれれば上尾は優勝も狙えると本気で思っていますし、そうなってくれたら個人的にはキュン死確実です。3月は何度か生観戦する機会を持てそうなので、しっかりと野次っていく予定。

また、全日本としても、アラキングに今年から復帰する意思があるのかは知りませんが、ネットから離れた所でユックリ打つ分、落ち着いてコースを打ち分けることが可能なので、さっさと取り入れたいですね。結局、長岡とかがアレを決めてたのは、「得点力の高さ」ってよりも、単純に「最高打点でノビノビと打たせたから」なわけで、本職MBで同じことを試さずして、また妙な新戦術とやらに走るのであればもう応援する気が湧きません・・・。

・オマケ
タイーザの11

青柳や長岡よりも少しだけ踏み切りのタイミングが早い気がしますが、同じ攻撃だと思います。幸いな事にまだ必殺技として完全にチームに定着してるわけではない模様。

2015/01/26

四連勝の上尾メディックス

一日三、四試合観戦→ブログというサイクルが掴めず更新をサボっている内に、一応応援している上尾が四連勝と波に乗っているようで嬉しいです。

正直、主力であるリベロのとWSの吉村が抜けたのは痛かったですが、システマティックなチーム作りをしているようなので、所謂「誰が出ても同じバレー」というのが出来ていますし、選手一人一人が故障者の穴をよく埋めてますよね。

敢えてキーになってるのかなと思う選手を一人二人挙げるなら、特にミドルの丸山がイイ感じ。アラキングが結構相手のレシーブ返球位置なんかに吊られて動いちゃったりするので余計目立つのカモしれませんが、しっかりステイして、早い見極めからの速い移動、並々ならぬ瞬発力で見事にしつこくて鬱陶しいブロックになっていると思います。そのせいかNEC戦では顔面に食らってしまいましたね・・・。得点力の方はそうでもないですが、日本のミドルにしてはしっかりとした助走なので易々と空気になることもなく、小荒木こと荒木(夕)なんかも助かってるかと。

それと、助走と言えば、近藤の助走はチーム1、リーグでもトップを争うくらい好きなタイプっす。「監督が眞鍋さんだったらiPadを吹っ飛ばすだろうな」ってくらいの位置から残像が残るくらいのダッシュで痺れますね!自分がセッターなら「そんなに信頼してくれるとは」って感じで毎回上げちゃいそう・・・。ジャンプサーブもかなり強く打って攻めてる割りにミスも少ないですし、気付いたら目で追ってしまっているという選手であります。

また、そんな近藤の助走の邪魔をしないようにするためか、単純に打点に気を配ったりゲームを良く見るためか普通の監督よりもコート・エンドに近い所から見守る吉田監督にも何故か最近ハマってしまう始末。最初見た時はつまらない授業をする数学の先生みたいな風貌なので小難しい人かと勝手に思ってたんですが、微妙に残る山形訛りなんかに毎度ホッコリさせられますし、マーフィーへの指示なんかは軽い英会話の勉強に(笑)。

あと、最後に、これは上尾だけではなくリーグ全体に言える事ですが、2レグになってからセッターが若干不安定なチームが多くて・・・話が急に変わりますが、「全日本大丈夫かなー」と思う今日この頃でもあります。別に自分が選考するわけじゃないのですが、一応「良いセッターいないかな〜?」と探すじゃないですか?勿論、土田富永も有力候補なんですけど、もう少し安定感があると尚イイですね。

2015/01/14

竹下さんの止まるトス




庄司夕起選手の得点集という若干マニアックな動画なんですが、ブロード攻撃の時の竹下さんのセットが悉く止まっていてちょっとビックリしたので投稿(背中を反るのは良くないけど笑)。以前、放物運動するボールは最高点あたりで止まった感じになると書きましたが、厳密に言えば、ボールの前に進む力が死んで落ちる瞬間だそうで↑もそんな感じっすね。敢えて使ってこなかった言葉ですが、専門用語だとインダイレクト・デリバリー(解説)と言います。

2015/01/11

東レアローズ(まずまず)

遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。ご覧の通り、更新意欲に満ち溢れたブログではないのですが、「リオで金いけるカモ」と思える限りはユル〜く続けていくつもりですので気長にお付き合いくださいませ。よろしくお願い致します。

で、綺麗な画質で観戦出来るガオラの方(久光はかなり良かったけど、何故かしょっぱい試合ばかりだった笑)を優先していたので遅れてしまったのですが、良くない画質でも東レがようやく輝きを取り戻し始めたのが分かって少しホッとしました。

とりあえず、目で見て分かる変化としては、高田をセッター対角にして、木村迫田がレフトで対角を組むっていう少し前の全日本型のオーダーになってましたね。攻撃面での効果はまだよく分かりませんが、田代も高い方ではないのでブロックのバランスは整ったのかなと。結構ワンタッチも取れてますし、遂にレシーブもバックアタックと思い込むという荒業に出たのか(笑)、昨シーズン辺りから急激に伸びた迫田の守備も光っていました。また、木村もパスヒッターの呪いから解かれたようで、少し前目に寄ってた守備位置も元に戻ったように見えましたし、リベロを制してまでセットしたがる症候群もなくなったように思います。

それと、ストップウォッチの呪いもようやくクリアしかけています。依然としてマズイ場面も多いのですが、あれは呪いってよりは恐らく田代の技術不足(笑)。元々良い意味で大まかにセットするタイプだと思うので、とにかく低くならないようにさえ意識してれば今後は大丈夫そうです。

大体、「よくこの歳までヤバイ詐欺に引っ掛からずに生きて来れたな」ってくらい仲間を信頼してる迫田が、「このタイミングで入ると糞トスが来る」と警戒し、フォームがグチャグチャになってる時点で1レグの東レは相当ヤバかったと思いますよ。ただ、「ちょっとは悪びれた顔しろよ!」とは突っ込んではいたものの、どう見ても自分のせいでブロックを食らったにも関わらず涼しいポーカーフェイスだった田代の1レグでの振る舞いは何か印象に残りました・・・。

あと、東レらしさが戻ったっていうのは良い事ばかりではなく、露骨なサイド依存も復活しちゃってるんですよね。開幕戦で伊藤二見がまーまー良かったのは、(たぶん世界選手権終盤の山口を参考に)クイックをハッキリと遅くしたからだと思うんですが、ガオラ・スタッフの取材によれば、福田監督はそれを敗因と考えたようで、マイナステンポまでは行かないにしても、少し慌てて打たす感じに戻したから余計入らなくなったと自分は見ています(特に二見)。それと、1レグでは中道にレフトへのセット恐怖症が出てしまい、無茶な場面で使っていたせいもあるでしょう。

とにかく、「眞鍋バレーをやっていてはVでも勝てない」を合い言葉に14連勝くらいは期待したいですね。自分はミーハーなので出来れば華のあるチームを応援していたいです。