まず、一番腹立たしかったのはやっぱリベロ2、レシーバー1の「攻める気ゼロか!」なメンバー選考ですね。MB1にしても何にしても「このポジションの人数ナニ?」的な問題って全て眞鍋さんの自業自得だと思うんですが、今回のコレも結局はいつまで経ってもアタッカーに気持ち良く打たせようとしない糞コンセプトのせいでしょ。
こうなるに至った中国遠征での戦いぶりを見るに、ちゃんとサーブレシーブを返してもまともに打たせて貰えない→攻撃面で貢献出来ないならせめて守備だけでも正確に→普通なら返せるボールもまともに返せなくなる・・・みたいな悪循環に陥ってただけだったと思いますよ。
まぁ、レシーバーを用意しておくことでWSに「崩れても無問題」という安心感を与えていたのであれば、それはそれで良かったのカモしれませんが、どちらかと言えば、なるべく交替させられたくないという意識のせいで攻撃の方が完全に二の次になってしまっていたように見えました。替わって入る座安にしても「ココで出るからには」と気負った感じになってエースを食らっていたり・・・一体ダレトクなのっていう感じ。
そんな中、鍋谷(ほぼ夏菜)は良かったですね。オフザボール時の動きがキビキビしていて小気味良いし、ディグした後でもちゃんとバックアタックに入ったりしてました。韓国戦の第3SET中盤、体のシナリをイイ感じに効かせたフォームからズバーンと叩き込んだレフトオープンなんか惚れ惚れしましたよ。あーいうのを見ちゃうと4枚攻撃なんて腐れ外道がやることなんじゃないかとすら思えて来るほど(嘘)。
また、古賀の不振もあって大会中盤から「7時20分の女」に昇格した石井もよく頑張りましたが、「速いトスに対抗するために早いタイミングで入る」という久光スタイルが抜け切れてなかったのはちょっと残念でした。巧いセッターであればあのくらいのテンポでもフワッとイケるはずですが、そこはやはり宮下・・・思いっきりブッ飛ばしていましたね。
宮下も宮下でそれに引け目を感じていたのか、途中から急に緩やかな軌道で上げ出したりして、珍しくブラ下がりショットが多発。「ならば」と石井も大会終盤から少しユックリ入るようになったと思いきや、今度は宮下が何故かまたブッ飛ばし出したりと・・・なんか最後までギクシャクしてました(謎)。古賀、石井らにもイタリア戦第一セットの木村みたいに上げれば最強なんですけどね。
それと、石井と同じく久美さんの呪い的な部分で困ったのは、長岡がレシーブすると攻撃参加をサボりがちになることですね。なんでだろ〜とよく見ていたら、恐らくなんでもかんでもAパスにしようとして体勢を崩しちゃったりしてるからではないかと。
セッターにちゃんと返すのがムズい場合はテキトーにアタックラインあたりに高く上げて、セッターを動かしている間に攻撃の準備を整えれば良いだけだし、エースならそれくらい普通にすべきですよ。宮下がアホほど頼って来るので大変だったのは分かりますが、ダラダラ戦ってフルセットになるくらいなら、ハードワークでスト勝ちした方が絶対に楽なので、その辺は要修正かと思います。
とにかく、ロンドンの時よりも遥かに良いレセプションアタッカーが揃っているんだし、足りなかったピースも埋まってきているんだから、締めるとこは締め、緩めるとこは緩めてアグレッシブなバレーをオリンピックでは見せて欲しいですね。今回のようなバレーがナショナルチームのガチだなんて信じられません。
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