2014/12/07

NECレッドロケッツ vs 上尾メディックス

サマーリーグ同様に見応えのある打ち合いでしたー。ただ、第3セットまでは盛り上がる気配は一切なく、どちらか一方がグダグダで結構オネムな展開だったんですよね。

軽く振り返ると・・・

<第1セット>
開始早々、上尾のレセプションが荒れ模様。NECの狙いは多分リベロのと前衛レフトの間あたりに、その正面から落ちるサーブを打つ事だったようで、それに勘付かれたら伸ばしたり、サイドラインギリギリを狙ったりと前後左右に揺さぶりを掛ける感じ。で、全てがサーブのおかげではないにしてもイエリズのところで5連続得点、山口のところで4連続得点と2度の爆走で、セット中盤からほぼダブルスコア 進行でNECが楽に先取。

<第2セット>
完全にNECが主導権を握って試合を進めていたはずなんですが、元からのチームカラーなのかアラキングのしぶとさが伝染中なのか、中盤あたりからやたらと粘り出す上尾。恐らく解説が大山加奈さんだったら「皆が助走をしっかりと取れるように」と程良く高く上げていた吉村のファーストタッチをしつこいくらいに評価したでしょうし、途中出場の富永もその分、落ち着いて組み立てられていたと思います。特に、マーフィーへのセットはかなり良い感じで、個人的にディグを評価している岩崎大野も全く歯が立たない来日以来最強の破壊力を引き出し、NECから主導権強奪に成功。

<第3セット>
13−15の場面。変則的な選手交替に慣れていない為か、レシーバーの鳥越(163㎝)が前衛になる時に、白垣の準備が遅れて交替が認められず、丸山のブロード攻撃の餌食に(笑)。上尾としてはラリーの最後ではなく、出来れば一発目から仕掛けて嘲笑いたかったですが、ここから一気に14−21とかまで行った事を考えれば、流れ的に分岐点だったとは言えるカモ。

<第4、5セット>
ここからは両チーム、死力を振り絞った胸熱な打撃戦。特に3セット目の↑に責任を感じていたであろう白垣がよく頑張りました。なんか線が細いし、動きも微妙にカクカクしているので誰が見てもカッコ良いと感じるフォームではないと思うんですが、それでも妙な中毒性を湛えたアタックで大活躍。特に4セット目のセットポイント・ゲット時の感極まって泣きそうになってる表情は昨日のベスト・オブ・イイ顔でしょう。

で、それに胸を打たれて5セット目は白垣に乗り移ったかのようなノリで「持ってこーい!」と心の中で絶叫してたわけですが(録画観戦笑)、あくまで冷静にブロックの低い所を突く山口(流石)。「舐めるなチキショー!」とばかりに何故かこの試合全く止まらなかった島村のブロード攻撃を豪快にシャットする吉村。熱くなり過ぎてマナー違反の警告を食らうも無双するイエリズ。最後はたぶん第5セット1点しか決めてなかった白垣が美味しい所をかっさらいゲームセット。う〜んほぼ全員カッコ良かった!

あと、印象的だったのはどっちのチームもタイムアウト中に技術的な修正点とか場面場面の対応を選手同士で話し合っていたこと。最初グダグダに見えた試合が締まって行ったのはどう考えてもそのおかげだと思うし、当たり前のことでしょうが、それが出来てないチームも多いので今後もそうあって欲しいですね。どっちのチームも上位進出して欲しいなぁ。

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