1レグ序盤あたりまでは「MBの矜持」なんて言葉もよく耳にしたように、各チーム、ミドルが奮闘していた試合が多かったと思いますが、シーズンが進むにつれ、「そりゃ一人、二人減らされるわな」なんて思うこともシバシバで・・・、でも、昨日のNEC対上尾戦、特に2セット目のミドルの打ち合いはかなり凄まじくて感動ものでした^^
セット序盤から青柳が無双していたのは笑いを通り越して何かちょっと泣けて来るくらいでしたし、世界バレーあたりから何故かマイナステンポ気味になっていた大野がWGPあたりの良かった頃に少し戻したような感じで、特にジュースになって以降の「やられたらやり返すモード」な二人の喧嘩は今シーズン屈指の名場面じゃないでしょうか。両チームとも「セルビアかよ!?」と突っ込みたくなるくらい必要以上にミドル(笑)。
また、どちらの監督からも「2セット目が全てだった」的発言がありましたが、たしかにそうなんでしょうね。結果論と言えばそうですし、サーブ&ブロックのチームだからっていう起用理由もちゃんとあるのでしょうが、33−34あたりでの青柳→丸山はちょっと失敗だったカモしれません(1セット目、少しでも不味いプレーが出るとコロコロ替えてたのも)。富永があまりレフトを活かし切れてなかったこと、後衛では近藤がサーブレシーブ、多分ブロック要員と悟られていた丸山という状況で、疲れが見えていたマーフィーに連続で託さなきゃいけなかったのは辛かったです。
・・・ただ、話は飛びますが、丸山も昨日と同じ轍は踏まないと誓ったのか、今日の久光戦の4セット目のファーストテクニカルタイムアウトの直後あたりに見せたアタックの入り方、及び土田のセットは「はやさ」よりも「高さや打ち易さ」を意識したもので良かったと思います!録画し忘れてしまったので再確認出来ていませんが、多分コミットで跳んでいた岩坂のブロックを楽にかわしていました。187㎝対176㎝のバトルとしては上出来ですし、アレは止まらない11だったはず。・・・青柳の爆発以降、注意して見出しているプレーなので、以前からあんな感じで打っていたのであればごめんなさい。
あと、気になるのは、ファイナル6になってからコンディションが良くないように見えるアラキング・・・・特に今日は2連戦ってこともあり、見るからにヘトヘト(悲)。選手層が厚いので大して心配はしていませんが、チームの精神的支柱ではあることは間違いないので、最後の気力を振り絞って頑張って欲しいし、チームとしても自力でファイナル3進出を決めたいですね(追記:日立が2試合残しているので自力は無理でした)。
そして、赤ロケの皆さん、ファイナル3進出決定おめでとー!
・更に追記
コメント欄にて青柳京古選手のクイック動画のプレゼントがありましたので貼っておきます。ありがとうございます。
それと、「青柳京古」で検索して来る方が妙に多いので少し書き加えておくと・・・
ファーストテンポのクイックにもたぶん「幅」があるんだと思います。通常だとセットアップと同時に踏み切りますが、止まらない11(もしくはその一つ左隣からの21とか)と言われるものは、ソレよりも半歩か一歩くらい遅いタイミングの踏み切りになることが多いようです。で、そうなるとセッター的にもよりテキトーに高くセットしておけば良い度がアップし更に簡単な攻撃となるので、↑の後半のようなジュース以降の痺れる場面でもバンバン使えるのでしょう。男子ほど必要に迫られてる攻撃ではないのでしょうが、MB1とかになってしまっている以上、そうも言ってられないのかなと思います。