http://www.jva.or.jp/index.php/international/hinotori_nippon/
思わぬタイミングでの発表、なかなか香ばしいセレクトに意表を突かれましたが、まだどういうバレーになるのか分からないので、文句は控えめに感想をちょこちょこっと書いてこうかなと思います。
・セッター
古藤千鶴 土田望未 藤田夏未 宮下遥
まず宮下は確定でしょうね。「速い低い近いな岡山バレーとは逆の事をすれば良い」という意識が年々強くなって来ていて、昨年のWGPなんかでは「逆にちょっと遅いんじゃないかな」とツッコミたくなるくらいの時もあったくらいです。ストップウォッチの呪いに対する耐性が高いんですよね。それと、体力的に無理があることが分かったセンターブロックはナシでお願いします。
で、その才能ある若手長身セッターをバックアップする、もしくは身長のハンデを承知の上で正セッターを任せたい選手・・・この面子だと・・・藤田のクノイチみたいな身のこなしは好きなのですが、今シーズンのVでの出来を考えれば、完全に婦長こと土田一択ではないでしょうか?眞鍋さんの言う事は完全無視で上尾通りやってくれれば大丈夫のはずですし、生年月日がキャプテンの木村と同じで(819)、昔から顔見知りってあたりも何かの縁を感じます。
・ウィングスパイカー
木村沙織 高田ありさ 迫田さおり 石田瑞穂 江畑幸子 石井優希 長岡望悠
白垣里紗 内瀬戸真実 今村優香 鍋谷友理枝 井上愛里沙 古賀紗理那 坂本奈々香
宮部藍梨
妙に多いなぁ・・・。とりあえず、レフトに入るならサーブレシーブとバックアタック両方を卒なくこなして欲しいし(不気味なほど速いマッハとやらは廃止希望)、ライトはベタに左利きにして欲しいのですが、この分だとあの全員1回はライトやレフトから打つっていうマジ面倒臭いシステムを継続する気配がプンプンと漂ってますね。少なくとも世界バレーで穴を突かれたセカンドセッター化だけは絶対にやめて貰いたい所。単純に見てて糞つまらなかった!
それと、新鍋は辞退なのか、敢えて選ばなかったのか・・・いずれにせよ「まずはサーブレシーブから」みたいなロンドンの時とは真逆に近い発想でバレーをしていかないとダメだと思うので、そういう意味では特に驚きはナッシング。ただ、身長に難があるとは言え、MVPの近江、柳田が呼ばれてないのはちょっと残念です。レシーブ後にヨロけて自分の助走路に入って来たリベロとかを、バーゲン・セール時のオバさんばりに『どけっ!」と押し退けてダッシュに入るあの姿勢こそ今の全日本に一番必要なものだと思うんですけど。
・ミドルブロッカー
山口舞 大野果奈 大竹里歩
初っ端から少なっ(笑)!・・・う〜ん、結局こーなってしまったのって「クイックはとにかく速くないとダメ」っていう眞鍋さんの考えに問題があっただけなんですよね。それで決まらないだけなのにMB1とか言い出してスコーピオンがまぁまぁ成功。で、普通の監督だったら「MBにも迫田みたいにちゃんと助走を取ってしっかりと打たせれば良いのか!」となると思うんですが、「やっぱ日本のWSは優秀や!」とかなって小型化し、「高さに負けた」とのたまっていたのが昨シーズン(呆)。WSが大型化してる気がするのは、その反省なんでしょうか。
まーその話は置いておいて、この面子だと、東京五輪のキャプテン候補と勝手に思っている大竹に期待しています。初招集時は腕はこう< 体はこう> と無茶苦茶な感じで打たされていて何か笑ってしまいましたが、今の宮下ならちゃんと上げてくれるハズなので楽しみです。また、WSタイプが必要なのであれば強力なオープンが打てる荒木とかバックアタックのある島村とかが入ってても良いと思うんですが、この辺はかなり不可解であります。
・リベロ
座安琴希 岩崎紗也加 佐藤澪 筒井さやか
正直、リベロは誰がやってもそう大きくは変わらないと思ってるのですが、セカンドセッターとして考えると岩崎、佐藤でしょうね。物怖じせずに自チームで見せた統率力を発揮してくれれば、かなりやってくれそうで期待が高まります。中道がサーブレシーブ出来るのなら中道でもいいんじゃないかって気もしますが、まぁいいや。
13 件のコメント:
ほうっ、ハイキュー!!(819) 木村はそういう星の下に生まれたんですね。
土田選手は原コーチの教えをしっかり理解しているので、眞鍋の言うことは無視してくれるでしょう。
https://instagram.com/p/1F2yVdLmRg/
木村のインスタグラムで「のんちゃん」として登場してました。土田がAチームに残ったらフジテレビがしつこくコスって来そうですが、お互い感慨深いものがあるのかもしれませんね。
それと数年前の久光もそうでしたが、「原コーチのいるところに良いバレーあり」は一体何なんでしょう。全日本にも呼んだらいいのにと思います。
リンク、ありがとうございます。 しかし、同い年には見えない ^.^;
原コーチは「わかってる」んでしょうね。試合前の練習で原さんはセッターについていますが、見ているだけでこういうことを教えてるんだろうなということが見てとれます。
そして、上尾は吉田監督が自分の思い描くバレーを実現するために、必要な選手、スタッフを集めていますね。原さんのセッターとしての能力と指導者としての資質を見抜いて口説き落としたのでしょう。そういえば、近藤選手も一般企業への就職が内定していたところを口説き落とされたようですね。吉田さんはその辺のマネジメントに長けている気がします。
やっぱ敏腕コーチなのですね!何となく去年までは吉村の見よう見まねでやってるのかなとか適当に考えてたんですが、そんなやり方であんな組織的なチームになるわけないですよね(反省)。チャレンジ時代は年に2試合程度の観戦だったものの、年々チームとして出来上がって来てますし、あとはレフトの選手のバックアタックを強化して、状況にもよるでしょうが、「スパイクカバー?致しません!」な感じになっていけば、来年こそ優勝でしょうね。眞鍋さん→中田監督という規定路線があるという話をよく聞きますが、それじゃーホント困ります・・・。
私もかろうじて、旧姓鶴田桂子さんの現役最後の方しか見てませんが、優秀なセッターであり、指導者としても賞賛の声しか聞いたことがありません。あのセリンジャー父子の愛弟子です。3年前にセッター・コーチとして上尾に来てくれたときは、私にとって、吉村選手が入団したときと同じくらいの衝撃でした。
上尾に加わってすぐ、バレーボール学会の三島のミーティングがありました(紹介していたらすみません?)が、ちょうど夏に帰国されていた堺の印東監督といっしょにこれに参加されていました。
https://youtu.be/yIOt7HhMHgw
https://youtu.be/cMarBXMQCQI
私も素人観戦ファンとして参加していたのですが、オンコートレクチャーが終わったときにもうひとりの上尾ファンといっしょにご挨拶して、そのとき、「上尾に吉村と安藤という、素晴らしいファースト・テンポ・アタッカーがいるので、潰さないようにセッターの育成をお願いします。」と、失礼ながらお願いしたのでした。原さんが加わってからプレミアに昇格まで2年足らず。良い指導者がきてもすぐにチームが変わるわけではなく、選手がちゃんと理解してチーム全体がとりあえず良い形になるまででもそのくらいかかりますね。
次の代表監督は久美長に決まっているのでしょうが、あの方には全く期待していません。(キッパリ
セリンジャー・チルドレンは優秀な指導者が多いという漠然とした印象はありましたが、原コーチがそうだったとは知りませんでした。そして、勇気を振り絞ってコーチにお願い^^ 流石です。大学バレー好きの知人によれば、大学は割と放任な監督が多くて選手が勝手に上達していくけど、その選手が上のカテゴリーに行って指導者に変な事を仕込まれ、スポイルされる事も結構あるそうですね。吉村がそうならなくて良かったし、今年からNECの古賀は「運が良いなー」とか思いましたが、冷静に考えたら運次第というのも妙な話なんですよね笑。
それと、その動画はたしか以前に拝見しました。木村も去年からやっとファーストテンポ化しましたが、眞鍋さんの中での「速いトス」は、↑の頃と今もあまり変わってないように思いますね・・・。眞鍋さん次第の部分もありますが、もし土田選手が全日本を立て直してくれたら大量のブリの照り焼きでも送りたいと思ってます笑。
上尾は、選手の良いところは伸ばしながら目指すバレーを作りあげていく土壌があると思います。吉村選手も、プレミアに入った同期2人と比べて遠回りになってしまいましたが、上尾に入って良かったなと。
私はそこそこ考えられていると思いますし、それなりの根拠も感じました。正確にはどんなバレーにするのか分からない限り、選定に対して批判などできないと思います。
私はレセプションもHybridにすると思いますし、あと土田は全日本の練習に呼ぶだけでも価値があると思います。各アタッカが高い位置で打とうという意識づけができるようになれば、それで土田が役割りを果たしたことになるのではないでしょうか。それから最終的にセッターは宮下1人というのもおかしくありません。パスヒッタで何とかするのが、真鍋監督の構想ではないでしょうか。
>ILOVE206RCさん
そう言えば吉村選手は1年目、少々苦戦してたのでしたっけ?その状況での原コーチ降臨ってことでしたか。
>選手の良いところ
もし青柳選手が久光や東レとかに入ってたら「おせーよ」とか言われ、色々と矯正されて終了だったでしょうね。
>trefoglinefanさん
私が昨年の眞鍋ジャパンで良いと思ったのは、レシーブ返球はアタックライン付近にテキトーに高くとか、結果的に遅くなっていたクイックなど、難しいことを単純に考えて、なるべく楽にプレーをしていく世界のバレー(主に男子の)に接近した部分でした。ただ、そこに眞鍋カラーを注入する、せざるを得ない選手の使われ方は個人的に理解出来ません。その結果なんちゃってシンクロにしかならないし、選手の創造性が最大限に発揮されてるとは言い難いバレーだったと思います。
鍋谷選手あたりはセッターの役割を担うことは出来ると思いますし、宮下選手の不意に飛んで来たボール処理の上手さなんかを見れば思わずサーブレシーブさせてみたくなったりはしますが、五輪までの準備期間が実質半年ですから、あまり難しく考えすぎるのは良くないのではないでしょうか。
吉村選手は内定の年はほとんど出場の機会はありませんんでしたが、1年目は、チャレンジリーグでのびのびとやっていました。チャレンジで新人賞をとっています。原さんが加わったのは1年目の夏です。うちのチャンネルに1年目の動画もいくつかあります。
あと、わたくしにはハイブリッドは何がハイブリッドなのかよくわかりません。
まぁ、とにかく「固定観念を払拭!平均身長が低い〜(←払拭してねぇ)」ってことなのではないでしょうか。そういう意味では全日本が世界と戦う時に受けるのと同じようなプレッシャーをVプレミアで受けている低身長選手の活躍って重要でしょうね。シーズン終盤の柳田の活躍なんて強力なカウンターだったと思います。笑顔も異様にめんこくて良かったです。
迫田がまた怪我をしたみたいです。昨年と同じことをまた、と言いたいのですが、東レが無茶苦茶なバレーをしている為に、昨年の悪夢を繰返しています。本当に東レには大いに反省して欲しいところですが、昨年同様に高田、更には木村までに波及しないか心配です。
自分の曖昧な記憶ではたしか3年連続だと思います・・・。勿論、東レでの酷使もあるのでしょうし(福田監督は何故か続投らしいですね泣)、もしかすると、個人的に「当然」と思っていた迫田の跳び方(ブロード・ジャンプ)って肩にあまり良くないのかなと思いだしてる今日この頃です。ゼロポジションがどうとか、最近になって知った概念なのであれですが、迫田は被って打つ事が多いので負担がかかりやすいのかもしれません。まぁ、体のどの部分に問題が起きてるのかは知りませんが。
あと、眞鍋さんって良くも悪くも誰々ありきでチーム作りをするタイプの監督だと思ってるのですが、その候補の中の一人ではあるはずの迫田の早い段階での離脱は痛いでしょうね。
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