2018/03/17

DAZNの実況・解説とか

個人的に今季はシーズンの大半をDAZNで観戦し、後半の6試合くらいだけGAORAとNHK BS1での観戦となりました。で、後者の方で急激にイライラが増したことでふと思ったんですけど、もう既に実況・解説のレベルは完全にDAZN>テレビになっちゃってるカモしれませんね。

例えば、GAORAだとミドルがスロット3とかに入り、セッターがスロット5のレフトに上げると、どちらのアタッカーともファーストテンポだったとしても、条件反射的に「時間差」って言っちゃうじゃないですか?でも、DAZNのアナウンサーは最近バレーを見始めた若い方が多いせいか、そんなことを言ってる人はほとんどいないんですね。

むしろ、「前3人のアタッカーは全員囮でした!」とか「アタッカー4人が入っているのにセッターのツー!」とか見たまんま、ありのままのことを正確に伝えてくれる、まさに実況、という感じの人が増えて来た印象です。

逐一、名前をチェックしながら観てる訳ではないので間違ってるカモしれませんが、福田浩大アナなんかはその辺シッカリしていたと思いますし、矢田部ゆかアナにしてもローテーションの事などリアルタイムで触れてナンボな所に意識的で助かります。

で、そういう実況に見合う解説者がもっと出て来るといいな〜とは思うんですが、ツイッターから仕事をゲトって来た元・堺の伊藤信博さんは噂通り間違いなかったですね。シーズン半ばの上尾、主に、新人選手のファーストタッチが「速い低い」になっていて、その影響からか冨永選手がアンダーでばっか上げるようになってた日があったんですが、それに対してめっちゃ的確にダメ出ししてくれてました。

で、その翌週以降、チームとして持ち直して来たりして・・・もし、スタッフ陣がウッカリ見過ごしてしまっていたことを解説の指摘によって気付かされ、修正を図ったのであれば、そんな素晴らしいことはないなと。まぁ、実際のところ、どうだったのかは知りませんが・・・。

5月から始まるネーションズリーグも中継してくれるのであれば、解説は伊藤さんにお任せしたいです。正直、昨季の全日本女子の試合はほぼ観てないんですけど、自分が観た数試合に限って言えば、トゥルスリらしく居眠り運転で逆走という、いきなりガイチさん越え状態だったので、何とか食い止めて貰いたい所です。アスリートとして最も動ける時期にトゥルスリの寝言に付き合わされる選手が気の毒で仕方ありません。

そんな中、元セッターでもまともなことを言ってくれる解説者もいまして・・・横山雅美さんは今季、セッターに対してうるさ型のオバハンというキャラを確立させつつあって良かったなぁと思います。上げ急いでしまったり、低くしてしまったり、外国人頼みになってしまうセッター心理に理解を示しつつも、ダメなものはダメと、ひたすらツッコんでくれてましたし、喋り出すと止まらないタイプなのか、時々、「まぁまぁ」と宥めたくなることもあったほどでした。「止まるトス」についても言及してましたし、この方は続投&出番増でお願いしたいですね。

それと、ヨーコ・ゼッターランドさんも結構面白かったです。「車体のアタッカーはデンソーのアタッカーのように絡んだりはしないけど、決まった所に常に全員が入って来て、ココに上げていいよ〜、ココにも上げていいよ〜、という状態になっているので、セッターは楽なはず」「それが故に、ファーストタッチを高くしているんだと思う」と、シンクロ攻撃、スロットなどの用語をご存知なのかどうかは知りませんが、コートで何が起きてるのかをしっかりと把握はされてるんですね。ちょっと気を許すと、「もっと縦のB!」とか言っちゃうんですけど、声が妙にエロいせいか、新種の下ネタのようにも聞こえ、なんか笑っちゃいました。

逆に「なんかヤバイな」と感じることが多かったのは、前田健さんですね。スーパー全力助走でバックアタックに入ったがためにカバーに入るのが遅れてしまった選手に対して、「今のは〇〇君の怠慢ですね〜」とか、なんでそうなるのか理解に苦しみますが、頑張っている選手に対してほど失礼な発言が多かったと思います。月バレとか一度も買わずに来て正解でした。

最後に、伊藤さんをフックアップして来るくらいアンテナを張っているのであれば、この過疎ブログからの要望も奇跡的に通るかもしれないってことで、いくつか書いておきますが・・・

最近、GAORAで元・車体の藤田さんや元・NECの秋山さんと、わりと最近引退したセッターの解説がそこそこ好評を得ているのに対抗すべく、元・上尾の土田望未さんあたりを呼んでみるのもオツなんじゃないでしょうか?アタッカーの最高打点で打たせるということに限って言えば、ここ最近のセッターの中ではピカイチでしたし、コミュニケーション能力も高く、ユーモアもあるので面白い話が聞けると思います。

あと、陰のゲームメイカー的な役割があるからなのか元リベロの解説も思わぬ発見があったりするので、最近バラエティに結構出てる気がする滝沢ななえさんや吉田真未さんあたりも良さそうな気がするし、たしか愛読書が「セリンジャーのパワーバレーボール」(笑)だったはずの沼田さくらさんとかも良いカモしれません。敢えて、まぁまぁゲスいセレクトにしているので、加入者増加も見込めるハズ・・・。

・・・というわけで、来季も更に良い中継になっていることを期待しています。

2018/01/28

トレトレトレトレ♪

トヨタ車体クインシーズの皆様、チーム史上最高順位でのレギュラー・ラウンド突破、おめでとうございます!!

開幕スタート・ダッシュには成功するも、5連敗あり、4連敗ありと苦しいシーズンではありましたが、たとえ、スト負けでも、相手チームの得点源を抑え込むことには一応成功していたり、サーブ戦術に終始ニヤニヤさせられたりと、もし、帳票で多治見監督が「今日のところはこれくらいにしといたるわ」と池乃めだかバリにイキっていたとしも別に不思議ではない試合も結構ありましたし、その辺は昨季と一味違いましたよね。

特に12月に入ったあたりから、チーム内でナニがあったのかは知りませんが、士気が一段上がったように感じましたし、より溌剌とプレーする選手の姿も印象的で・・・まぁ、それが即、勝利に繋がっていたかはともかく、なんかイイ感じになってたんですよね(漠然)。3レグ頭の久光戦なんかはホント大熱戦で逞しいチームになったなぁとワクワクしましたし、皇后杯優勝👸も自分はガチであると思っていました。で、それをキッカケに年明けから捲って欲しいなぁと思っていたら、怒涛の5連勝!!

これもチーム全員の頑張りのおかげなのは間違いないですが、敢えて、何人かピックアップすると、ここ最近は小田の好調が目立ってますよね。あまり派手さはないんですが、ドラクエで言ったら僧侶みたいな存在で、いてくれると主に守備面で何かと助かりますし、全滅(完敗)のリスクが確実に軽減されるような気がしています。

特に3レグの上尾戦は素晴らしかったですね。第5セット、2ー7という不味い状況から7連続得点をキッカケに逆転勝ちしたんですけど、アレって、まぁ・・・上尾がS1でもポジション2のカルカセスをレフトから打たせることで生まれる歪み、そして、ソレを突く荒木のサーブがキレキレだったのがポイントでしょうが、返ってきたボールを小田が一撃で仕留めていたってのも大きかったはずです。

吉田監督の有名な論文に「ファースト・サイドアウト力よりもファースト・トランジション力がゲームの勝敗を大きく左右する」みたいなヤツがあったと思いますが、皮肉にもまさにその通りの展開(笑...ちょっと悲)。しかも、3、4本くらいしか上がってなかったとは思いますが、決定率は100%のはずで、コレが噂に聞く東海大名物・勝負所での小田無双かと。最終戦ではブレイクしているわけでもないのに、連続でサーブを打つというボケもカマしてくれましたし(勿論反則)、なかなか侮れない選手です。

それと、キャプテンの高橋も怪我明けからはほぼずっとイイっすね。特にチーム全員の2段の精度がまずまず上がっているというのが大きいでしょーが、そういうボールを自信満々でブチ込めるようになったのはデカイと思いますよ。

昨季、ファイナル3まであと1勝という所まで行きながら木村のレフトオープンに白目を剥かされたことからも分かる通り、結局、左を制するチームがゲームを制するみたいな所があると思いますし、そういう面で頼もしいレフトになりつつあるかと。実際、会場でも「おみゃーがうちのエースだがや」という声がよく聞かれるようになって来ましたし(嘘)、それほど得意ではなかったはずのサーブもここの所、結構な得点源になってますよね(嬉)。安定感が出て来たサーブレシーブ含め、苦手なプレーから目を背けない向上心には前から好感を持っています。

少し気がかりなのは、元々、彼女って前衛の時よりも後衛の時の方が決定率が高いっていう迫田型の選手だったはずですが、新体制になって以来、何故かそこだけはスランプに陥っている節があるし、今季もそれが復調しているのか確認できるほどは上がってないんですよね。無くても勝てるというなら別にいいんですけど、1試合に2、3回は「今のは高橋だろ!」って場面はありますし、単純にもっと打つところが見たいですよね。

まぁ、その辺の配球の問題や、ネリマンの打数に関しても、チームとして課題にしているとは思いますし、今季、正直、ひ〜が〜ね〜!(like アンガールズ田中)と思うことも多かったですが、ファイナル6ではきっと仕上げてくれてるだろうと信じていますし、ここまで来たら当然テッペンを狙って頑張ってほしいです。引き続き、応援しています。