2014/10/04

2次ラウンド ドイツ戦

何故あんなボロボロのドイツ相手にフルセットまでもつれなきゃいけないのかはさておき、昨日は完全に迫田の日でしたね。特に5セット目なんかはサーブのところで4連続得点と走りましたし、アタックに至っては7本打って6本決定っていう、新・三大迫田さおりに入るんじゃないかっていう活躍ぶり。

これまでも本調子とは言い難い中、相手のしょうもないミスによる得点なんかの時ですら「1点は1点」と言わんばかりに大はしゃぎしてチームを盛り上げてましたが、やっぱ一番盛り上がるのは彼女がド派手に決めてこそ、でしょう。また、その迫田の道を切り開くべく、前で山口が久々に機能してたのも大きかったし、ブロックでもようやく本職らしいところを見せてくれたと思います。

あと、課題だったラリー中のクイックも、実況が「バックアタックー!」と間違って絶叫するような位置からダッーと入って来ていて、軽くスコーピオン化してましたね(笑)。で、それでサイドアウトを獲って後衛に下がった迫田がサーブを打ってるのに、「いや〜バックレフト云々」とかいつまでものたまっている実況・・・正直、アジア大会の男子バレー担当の人と代えて欲しいです。

それと、いつ突っ込もうかとは思ってたんですが、解説の竹下がサイドアタッカーの「遅いクイック」をセカンドテンポと言ってますが、あれはあれでれっきとしたファーストテンポです。そして、大野山口が打ってるのがファーストテンポってのは間違ってはないでしょうが、あれはその中でもマイナステンポに分類されるもののはず。ハイキュー!!定義で言うと、セットアップ時に、助走および踏み切りが大体完了、なんだったら既に浮いてるくらいのテンポ。

で、何故か日本のバレー界ではクイック=マイナステンポが常識になってるそうで、眞鍋さんがそれを非常識的だと気付けば、ハイブリッド6はその名残りをイイ感じで保ちつつ基本終了のはずです。そして、たとえ気付かずとも、前キャプテンの荒木が来年にも世界標準的なバレーをしている上尾からファーストテンポのクイックをお持ち帰りしてくるはずで、それを手本とすることで、覚醒するミドルブロッカーも現れることでしょう。なので、今年の佐野に続き、来年の荒木はかなり重要。


・・・・話をドイツ戦に戻しますが、3次ラウンド進出のための勝ち点を考えた時に、4セット目を落としたのはかなり痛いですね。特に、形勢がほぼ決まった段階で木村石井は遅過ぎでしたし、木村が決まらないのは中道のセットが低いからってのもあったはずで、早々と宮下にしといても良かったと思いました。あまり出てない選手の調子のことは分からないのでアレですが、なんか世界バレーが始まってから、交代すべき時に交代せず、交代しなくても良い時に交代、みたいな迷采配が目立っていてモヤモヤさせられます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

共感して読ませて頂いてます。
今回の全日本女子のバレーはドキドキ感があってもワクワク感はないバレーだなと観ていて思っています。

前回、日本開催の有利なアドバンテージは、あったと思いますが、試合事態にワクワク感がありました。たとえ、厳しい試合でもワクワクしましたが、今回はそれがないなと。ハイブリッド6とやらも、はたして機能しているのかなと。もやもやしながら観ています。だから、なんかスッキリしないのですよね。なんか、感覚的なコメントでスミマセン。

ドイツ戦も勝ちましたが、結局、MBとリベロ以外は東レメンバーで、東レバレーしてやっと辛勝した感じで全くスッキリしません。個人的な意見ですが、東レバレーして上位の本気モードのブラジル、アメリカに勝てるのかなと。今のところ勝てる気がしません。
それと、やはりブロック専門のMBが必要だなとも思いました。ブロックが決まると相手のアタッカー達に迷いが生じて相手チームのミスも増えると思います。今のところ相手チームのアタッカー達に脅威なっておらずボコボコ打たれている状態。ドイツ戦もかなり打たれてましたからあそこでブロック専門がいてシャット出来ていれば流れはかなり変わって5セットまでいかなかったのではと思ったり。
攻撃とブロックが強いMBがいるチームを観るとが羨ましいなあと、試合観ると思ってしまいますね。

ハイブリッド6も攻撃がうまいようにかみ合えば相手に脅威になるのでしょうが脅威なっていないように見えます。相手チームはからはどこからでも打ちこめる感じに見えます。サーブでくずす(20点になってからのサーブミスは本当にしらけるのでやめてほしいですね。)サーブレシーブを強化する、ディグのディフェンス面を強化するもわかりますが、限界があるような。相手アタッカー達の心をおるシャットブロックも強化してほしいなと。

1次ラウンドから観戦していて、もやもやがたまりにたまって長文になってしまいました。素人の意見でスミマセン、、、。ワクワクする試合を観たい一心なので御了承願います。

glassjoe さんのコメント...

コメントありがとうございます!そして、返信が遅れてすみません。本来はこういった意見交換がしたくてブログを始めたはずなのですが、いつしか「コメントは来ないもの」と思っていました・・・。

モヤモヤの原因は意外と、
・単純に現地からの映像が暗い
・ネット付近の集音マイクがショボい
・竹下の口数が少ない
・意味は無いけど、盛り上がると言えばそうな川合の「うぉー」がない

等、そういった面も意外と影響してるのかなとは思うんですが、やっぱりやってるバレー自体もちょっと面白くないですよね。特に、見ててつまらないと思うのはウィングスパイカーのセカンドセッター化です。コート内でどういうルールになってるのかは知りませんが、リベロと様子を見合ってる時点で何か違いますよね。普通に助走に開けよって思ってしまいますし、バックアタックのない後衛新鍋に妙な仕事を与えて満足させるなとも思います。昔は偽の助走に入っていたのに、今は普通に突っ立ってますからね。

それと、おっしゃるように新戦術とか言っておいて、最終的には、勝手を知る東レ軍団になってたのも一体なんなんだって話ですよね。「誰が出ても同じバレー」をモットーにしてはずですが、最終的には、少しでも長く同じチームだった人達の相性や経験に頼るっていう無茶苦茶な感じになってたと思います(笑)。

特に、絶対に負けられないイタリアとの試合で、WGP以降スタメン試合で一勝しかしてない中道が先発してた時点で終わったと思いましたし、その理由が「中道は、高田にだったら思い切って速いトスを繰り出せる」だったのにも呆れました。・・・で、高田は良かったとしても、間違いなく敗因は、中道の試合勘不足や眞鍋監督の指導ミスなどのせいで、重要な場面で出たトスミス、そして、ブロックの低さでしたよね。「21点を先取すれば100%そのセットは取れるってデータがある」と大会期間中に実況が取材した情報を喋ってた記憶がありますが、「じゃー1セット目は何なの?」って話です。

サーブに関しては、バーリでしたっけ(?)、あの試合会場はコントロールし難いところっぽかったですね。サーブの鬼である木村ですら1次ラウンドでミスが多発していたので、細かすぎる要求はしない方が良かったのかもしれません。