2014/09/11

気になる選手 3


佐藤あり紗選手(リベロ)

祝・再招集。初めは単に実家が異常に近いって理由だけで注目してたんですけど、やっぱあのトスフェイントとか、やたらとツーで相手コートの急所を突こうとするイタズラ心のある攻撃的姿勢なんかに惹かれ、いつの間にかまーまーのファンに。「リベロってそんなにアドレナリン出すもんなん?」って感じの必要以上の闘志も笑えます。

また、オーバーでセット出来るのも良いですし、たしかレシーブもオーバーでいけないこともないので、佐藤が入ると、後衛時にアタックする選手は助走が取りやすくなると思います。なんでもかんでもアンダーで捕っちゃうと、どくのが遅れてアタッカーの助走の進路妨害になる時があるし、実際WGPでは佐野筒井がその手の嫌がらせを結構受けてました。

あと、アンダーでセットする際の相手ブロッカーへのフェイクも、どれほどの効果があるのかはともかく好きです。自分が上げる予定とは逆方向にいる選手に指差し合図で「行くよ」みたいな、アレ(笑)。どうしてもテレフォン・パンチならぬテレフォン・セットになるアンダーの弱味を最小限に留め、味方に優しく、敵には悪気しかない感じのプレーが見ていて微笑ましいし、輪になった時に中身のない指示を送った選手とニヤニヤし合ってる表情も印象的。とにかく・・・なんか面白い、ウケる選手で好きです。

オマケ(これも妙にウケる笑)


 ところで、佐野の離脱は不測の事態なのか、ある程度は計算尽くだったのか・・・結構な不安要素ですね。ただ、まぁ、単なる年齢でピークを判断するつもりはありませんが、流石にリオでの佐野は考え難い訳ですし、今思えば、ブロック面で変わった事をするなら伝統的な事を知っとかないと無理、ってことを全ての選手に意識付けさせる意味での今年の佐野だったのかなと。

そして、その効果はちゃんと出てたと思っていて、特に、宮下石井、あと何気に大野といった若手が「マジか?」レベルで拾えるようになっていましたよね。とりあえず、受け継ぐべきものは受け継いだと思いますし、残念ではありますが、ひとまずお疲れさまでしたと言いたいです。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは。はじめまして。佐藤あり紗選手の動画を投稿した者です。他にもいろいろ引用いただきありがとうございます。
ところで、これファースト・テンポでいいですよね。(相手ブロッカーがいないのでアレですが)妙にからんでくるコメンターがいるようで。

glassjoe さんのコメント...

はじめまして。コメント&毎回臨場感のある動画の投稿ありがとうございます!
許可なく貼付けたりして失礼かなとも思っていたのですが、こうしてお礼を言える機会が出来た事を嬉しく思います。

ちょっと思う所がありましてブログランキングから外れたので、大したアクセス数にはならないでしょうが、今後も機会があれば取り上げさせて頂きます。新しい動画のアップを楽しみにしていますね。

あ、それと佐藤選手の動画で面白いと思ったのは、全日本が正しいファーストテンポの導入に若干苦戦する中、その正リベロ候補が余裕で達成している所と、佐藤選手の雰囲気がどことなくその日の調子を確かめる一流アタッカーのソレを醸している所でした。

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。
佐藤あり紗選手、周りの方もアタック練習をしているのには気づいていましたが、ファースト・テンポに興奮したのは私だけでした。 バレーペディアを執筆されている渡辺寿規さんが、身長の低い選手はファースト・テンポで打つ人が多いとおっしゃていました。吉村、柳田、田中瑞、近江・・。自分の能力を発揮できるので、工夫していくと自然とそうなるのでは・・とのことでした。
ファースト・テンポの導入、各チームの指導者はどう考えているんでしょうね。チームとしてやろうとしているのか、指導者はわかっているのか・・。上尾も世界標準というところではあやしいですよね。 選手個人では、長年身体にしみ込んだ癖、考え方を変えるのは難しいのかもしれません。上尾の場合、吉村は天然ファースト、近藤、青柳、荒木夕もそもそもファーストですが、ところが皆本は基本セカンド、小笹もそうですね。なかなかファーストにしてくれません。 こうしてみると、大卒選手はファースト・テンポで打つ選手が多いのかもしれません。プレミアだと、迫田、長岡とかは置いておいて、車体の川島とか、元々大卒が多いチャレンジのチームではよく見かけます。なので、昨シーズンは、プレミアのへなちょこな試合を見るよりチャレンジの試合の方が楽しいじゃん、と感じたのでした。
脈略が無くすみません。

glassjoe さんのコメント...

もし大学バレーの指導者の方がしっかりされているのであれば未来は明るいと思いますが、実際の所はやはり「身長の低い選手は相手ブロッカーよりも早いタイミングで踏み切らないことには勝負にならない」ということを直観的に知ってる説が有力でしょうね。自然にファーストテンポ化するのも、それはそれで素敵なことですが、本来ならなるべく頭で理解して、自分のプレーをちゃんと口で説明出来るくらいが理想でしょうか。

そこへ行くと上尾の吉田監督は、↓なんかの記事を読むに分かってらっしゃると思うのですが、
http://blog.goo.ne.jp/syoppeke/e/4e2d71537c6c4dc91e682873eb561d1b

試合やセット毎の妙なムラッ気、また、おっしゃるように選手毎の差なんかを見るに、まだちゃんと浸透してるとは言えないのかなと思う事は確かにあります。特に最近は土田のセンター線のセットがなんかおかしいと思っていて、一度青柳をスタメンMBにしてセミみたいなのからフワッとさせる感覚を取り戻して貰いたいなーなんて思っています。上尾には世直し的な面も期待しているので、今後も力強いバレーのお手本のような動画投稿よろしくお願い致します。