WGP終了後のバレー観戦の渇望を見越して、テキトーに録り溜めて置いた試合を最近ちょこちょこと観てるのですが、今日はトルコがブラジルに初勝利を収めた試合の感想をちょこっと(超今更)。
試合的にはトルコのサーブからのブロック、レシーブっていうトータルディフェンスが冴え、粘り勝ちという印象でした。興味深かったのはトルコのサーブの狙い所で、ローテにもよるのですが結構モロな後衛レフト狙いという、優勝決定戦で全日本が採った戦法とは逆のものだったこと。
ジャケリネが前後の揺さぶりに弱いのはもう決定的なんですけど、たしかに、後衛時の方が伸ばしたり落としたりしやすいはずなので、理に適ってるなーと思いましたし、個人的に掴みどころがないと思っていたガライにも同じ弱点があるように見えたのは発見でした。ただ、右から打ったり左から打ったりしていて・・・まぁ、それをいちいち洞察していくと心が病みそうになるので、その辺は全日本のアナリスト頼みってことで・・・。
で、両レフトが守備面から早々に共倒れしかけ、特にガライは攻撃面でも全然駄目というトルコからすればシメシメな展開から始まって、それに焦ったのか、ダニリンのシェイラに対するセットが荒れまくるというオマケまでアッサリと付いて来てました。あと、日本戦ではただの動きが遅い人で終わったアクマンも「久々にセッターに良いパスが返ればタイーザに決まってるわ」とばかりに良い圧力を与えていて、いつの間にかベンチに引っ込ませてるという活躍ぶり。また、ギマラエス采配もシェイラとタンダラ、ダニリンとファビオラを慌てて取っ替え引っ替えしてみたり、ガライをガビに代えてみたり、とブラジル戦の眞鍋さん状態(笑)。負けは当然カモ。
そして、この試合を観た後に、ふとブラジル戦で日本がジュースまで粘った3セット目ってどうだった?と思い、観直してみたら、日本は多分このセット途中からトルコと同じ戦法に切り替えているんですね。・・・もしかすると、これって敢えて気付いてないフリをして戦い(別なデータも取って置き)、最後にトルコと同じ戦法が通じるのかを確認してみるっていう、たぶん怒る人もいるであろう「WGPでの金などくれてやる」作戦だった疑惑が浮上してきます。「そのおかげで世界戦選手権ではブラジルに勝てた!」となるのであれば見事なものだと思いますが、相変わらず眞鍋さんの食えない人ぶりが窺えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿