とりあえず、最初の2セットのサーブレシーブをまともに返せないっていう、昨年のWGP決勝Rの伊戦と真逆の展開に何故なったのかを考えると、勿論、キリケッラ等のサーブがキレッキレッな上に、狙い所も良かったってのが一番だとは思います。ただ、サーブレシーブをする選手に中道が(眞鍋さんの方針のせいで)気持ち良く打たせることが出来ず、ノせられてないっていう攻撃面からの影響がかなり大きいと感じました。
木村には相変わらず速くて低いトスでしたし(早く改めないと不味いので、このブログでは危険トスと呼ぶ事にします笑)、逆にその危険トス愛好家の新鍋には何故か遅くて高いっていう・・・何が何だかよく分らない状態。ただ、その危険トスを打ちこなして、昨年のWGP予選Rで決定率1位になった新鍋ですが、決勝Rでイマイチだったのは、速さのせいで打つコースが限定的だったからとも言える訳で・・・結局、新鍋がどういう選手になりたいのかによるのカモ。この辺はよくコミュニケーションを取る必要性を感じます。新戦術とやらでは、主に後衛時にセットもするわけで・・・重要だけど、基本的に美味しく無い役割が増えてるだけに、攻撃面で変なストレスを溜めさせたくないところ。
で、グダグダだった最初の2セットはともかく、3セット目からは面白かったですね。
正直、オーダーとかあまり気にして見てないのですが、たぶん久々のフロントオーダー(MB2)で若手中心によく頑張りました。
長岡 内瀬戸 山口
大野 石井 宮下
特に、宮下がサイコーっす!セットする選手の好みに合わせて、オーバーでもアンダーでも完璧に近いセットを供給していました。コイツはコー、アイツはアー、コイツがアーな時はコーで、アイツがコーな時はアーみたいな・・・味方の特徴をハッキリと捉えたトスワーク。サーブレシーブの安定に不安のある石井が、江畑の代わりから、木村の代わりでも、バシバシ決め、ちゃんと返球出来てたのは、宮下のおかげでもあるはず。アメリカ戦でも見受けられましたが、「老眼の眞鍋さんは無視して大丈夫」と言わんばかりに、石井にはフワッとセットしてましたよね。そして、まだ「岡山を日本一に」>「全日本を世界一に」なモチベーションなのかなと思いきや、このインタビューを読むに変わったようですし、4セット目あたりであった、「アタックがネットを超えてない?いや、ブロックアウトだろ」みたいな場面で、副審に「いやいや、テメーはちゃんと見てたよね?!」と満面の笑顔で必死に詰め寄って行ったのは何かとても素敵でした。ただ、今シーズン全てにおいて言えることですが、1セット目みたいに緊迫した場面で入るとガチガチで、ダメモト感が漂ってる時にはノビノビってのは、正直何とかして欲しいです(笑)。
あと、何だろ・・・泥酔観戦だったのでよく覚えてないですが、3、4セット目あたりのアリゲッティとかに対する山口のコミり方なんかは本職の強味を感じましたし、他の選手よりも1、2歩後ろから前進ジャンプをしてる中道のブロックの工夫は全選手が見習うべきカモと思いますが、相手アタッカーに得意なコースよりブロックが低い所を狙うって意識が以前よりも出て来てる気がするので、ブロックの重要性を再確認した試合でもありました。
とにかく、今日は「全試合それで行けよ」って感じで木村や江畑のアドレナリンが全開となる中国戦。勝つも負けるも、復調の兆しを見せて欲しいですね。ガンバー。
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